倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

新年が明けて

2019年01月01日 | 日記
皆様明けましておめでとうございます!
このお正月は
ロンドンで御節の数品のみに挑戦。

夫の例年のおみくじ付きヴァニツァと共に

新年を迎えました。

2018年、様々な方に出会い
励まして頂き充実した一年を過ごせた事に
感謝で一杯です。
自分が幸せな気持ちで演奏出来るのには
多くの人々の支えあってこそ!
そして何百年も昔より今に至る音楽の
深い歴史あってこそ!
2019年も謙虚な姿勢とパッションを大切に
精進したいと思います。
新しい年が皆様にとって素敵な年となりますように!

それにしても
振り返ると
色々と盛り沢山な一年でした。

怒涛の様なコンサート三昧の春。



長い夏休みは

ゴルトベルクの録音→



歌手の伴奏→

バロックをピアノで弾く。

9月からクリスマスまでは
減らした筈の教える仕事が
何故か増えていて
自分の練習する時間を取るのに
一苦労。

という事で
12月9日にCD発売記念演奏会を終え


12月20日に
レスター国際音楽祭で伴奏とソロを終えた後は

ひたすらダラダラ。

休む時は休む!
ここまで怠惰になれる自分に
驚きつつ
日々昼過ぎまでパジャマで過ごしました。(笑

気がつくと
山の様にさらうべき曲達が
待機しています。
恩師の格言が蘇って来ました。
Only practice can help you !

一方で
世の中を見渡すと
不穏な事が一杯起きています。
サイモン・ラトル氏が先月
『演奏家は演奏を良くする努力のみならず
周囲との関係や人として成長する努力を
怠ってはならない。』という助言を
若い演奏家達に向けて言っていました。
勿論、若くなくても同じこと。
音楽家も家族、そして社会の一員として
世の中の平和の為に
努力するべきだと私も思います。

EU離脱による分断
移民問題
貧富の格差
日本の政治の劣化
歴史修正主義やヘイト
環境問題
政権による議会民主制や憲法の軽視と冒涜
人権問題

少しでも多くの人が
一人一人の問題として捉える事が
初めの一歩だと思います。
自分も常に色々勉強をしつつ
個人レベルで出来る事を
して行きたいと思います。

まずは練習から!