長年私を悩ませていることのひとつが、
腱鞘炎です。
14歳の頃からのお付き合いです。
こちらでは、RSIとも言います。
様々なお医者さんに、いろんな事を言われました。
いろんなケースがある様ですが、
私の場合、特に親指の第一関節と、
小指の関節が痛くなります。
親指は、間接の手の平側に、
とても小さなこぶの様なものが出来ます。
弾かなければ良い。
と、お医者さんに、言われることも。
ずっと弾かない訳にはいきません。
マッサージに通ったりしましたが、
お金が続きません。
アマゾンで購入した、
パーカッションというマッサージ機と、
サロンパス
大活躍。
去年の夏、恩師の勧めで、
ラフマニノフのコレッリ変奏曲を
演奏会に選んだのが、
大間違いでした。
彼女の下で、脱力奏法の修行を
3年間した後は、随分と楽に様々な曲がこなせる様に
なったのですが、、、。
先生も自分も
ちょっと、私の手を買い被っていた様です。
演奏会は、何とか乗り切ったものの、
長く下火だった症状が、悪化。
演奏会後、1ヶ月弾かずに休養したにもかかわらず、
それ以来、
少し練習しても、痛みが再発するようになってしまいました。
腱鞘炎は、癖になるのです。
This is my cross.
という表現がキリスト教徒の間であります。
自分が背負って行かねばならない、
苦難を受け入れる。
大袈裟ですが、そんな感じです。
今は、細心の注意を払って、練習量を減らし、
効率よくさらう様にしています。
他に心がけている事は、
健康な食事。
暖める事。
弾きだす前の、ワームアップ。
30分以上続けて弾かない。
余裕を持って弾ける曲を選ぶ。
などです。
電車の中などで、隣の人が
ぽってりした、頑丈そうな手をしているのを見ると、
「交換して下さい!」と、頼みたい衝動にかられます。