倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

腱鞘炎、RSI の悩み

2012年09月30日 | 音楽


長年私を悩ませていることのひとつが、
腱鞘炎です。
14歳の頃からのお付き合いです。
こちらでは、RSIとも言います。
様々なお医者さんに、いろんな事を言われました。

いろんなケースがある様ですが、
私の場合、特に親指の第一関節と、
小指の関節が痛くなります。

親指は、間接の手の平側に、
とても小さなこぶの様なものが出来ます。


弾かなければ良い。
と、お医者さんに、言われることも。
ずっと弾かない訳にはいきません。

マッサージに通ったりしましたが、
お金が続きません。


アマゾンで購入した、
パーカッションというマッサージ機と、
サロンパス
大活躍。

去年の夏、恩師の勧めで、
ラフマニノフのコレッリ変奏曲を
演奏会に選んだのが、
大間違いでした。


彼女の下で、脱力奏法の修行を
3年間した後は、随分と楽に様々な曲がこなせる様に
なったのですが、、、。
先生も自分も
ちょっと、私の手を買い被っていた様です。

演奏会は、何とか乗り切ったものの、
長く下火だった症状が、悪化。
演奏会後、1ヶ月弾かずに休養したにもかかわらず、
それ以来、
少し練習しても、痛みが再発するようになってしまいました。
腱鞘炎は、癖になるのです。


This is my cross.
という表現がキリスト教徒の間であります。
自分が背負って行かねばならない、
苦難を受け入れる。
大袈裟ですが、そんな感じです。

今は、細心の注意を払って、練習量を減らし、
効率よくさらう様にしています。

他に心がけている事は、
健康な食事。
暖める事。
弾きだす前の、ワームアップ。
30分以上続けて弾かない。
余裕を持って弾ける曲を選ぶ。
などです。


電車の中などで、隣の人が
ぽってりした、頑丈そうな手をしているのを見ると、
「交換して下さい!」と、頼みたい衝動にかられます。
  




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ストレス解消 お絵描き

2012年09月30日 | 日記
ストレス解消法のその2;

時々アクリルを使って、お絵描きです。

高校まで、学校の美術の授業を受けただけの、
素人なので、好き勝手に描いているだけです。

これが不思議と心を落ち着かせてくれます。
失敗する事もよくあり、、
え?何これ?
と、失笑に終わります。
気に入ったのはフラット内に飾って自己満足。




イギリスで、良く知られている詩を題材に描きました。
Edward Lear という詩人の The Owl and the Pussycat という詩です。

”生命の樹”のアイデアをもとに描きました。



アクリルや、キャンパスは、スーパーのテスコで、購入。
さらに、絵筆は、格安スーパーのリドルで、購入。
こちらも、お金のかからないストレス解消法です。
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ストレス発散 バナナケーキ

2012年09月30日 | 日記
相変わらずストレスフルな日々が続いています。
ロンドンの気温は、日中でも10-15度。
どんより灰色空。
湿っぽく、肌に染み入る様な、嫌な寒さ。



私のストレス発散法をいくつか挙げたいと思います;


まずは、簡単に、出来るお菓子作り。

ストレスの溜まっている時は、
大概忙しい時です。
手の混んだお菓子を作る時間も労力もありません。
そこで、ちゃちゃっと、パパッと作れて、
美味しい、かつ健康的なのが、
バナナケーキ。


オーブンに入れる迄の時間は、
5-10分です!
数日間朝食として、使っています。
憂鬱な一日の始まりも、
美味しいコーヒーと、手作りケーキがあれば、
随分元気にスタート!



レシピはこちら:

バター 90g
砂糖  120g
卵   3個
バナナ 3本
小麦粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ2
シナモン 大さじ3
バニラエッセンス 小さじ2

1)バナナ潰す+バニラエッセンス+大さじ1シナモン+溶かしたバター
2)卵+砂糖=手でしばらく泡立てる
3)小麦粉+ベーキングパウダー+シナモン=ふるう
4)上記の物全てを混ぜる。
5)予熱済みのオーブン170度で、30-40分
出来上がり

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猫の気持ち

2012年09月30日 | 日記
黄昏れるひと時


最近ピアノの上が心地よい
戸外も見渡せて、


うたた寝も出来る。



時折、真剣




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ヘンデル・ハウス・ミュージアム ロンドン

2012年09月22日 | 音楽
今日は、ロンドン:ヘンデルハウスミュージアムのOpen Day 。
といっても、月曜日以外は、いつも10時-5時迄、一般公開しています。
コンサートシリーズや、様々なイヴェントも行われていて、
小さいけれど、素敵なミュージアムです。
http://www.handelhouse.org



ここはヘンデルのみならず、ジミーヘンドリクスも住んでいたフラットです。
この週末は、普段は楽屋に使われているジミーヘンドリクス関係の部屋を
特別公開しています。

館内にヘンデルの使用していたチェンバロのコピーがあります。
ヘンデルがリハーサルなどをしていた部屋を、
今でもコンサートやリハーサルに使用。


学生時代から、大変このミュージアムのお世話になってきました。
自分の楽器を持てず、練習場所の確保が出来ない貧乏学生にとって、
駆け込み寺的存在でした。

ヘンデルは晩年、慈悲深くメサイアの成功で得たお金を慈善事業に使ったり、
Foundling Hospital を建てたりしましたが、
死後もこうして私達の様な貧乏音楽家を助けてくれているって、
感慨無量です。

ヘンデルの守護霊を感じつつ、彼の使用していた楽器のコピーで練習出来る!
めきめき上手くなりそう、、。
ですが、やはり来館者が常にいらっしゃるので、(当たり前ですが)
左手のみ、同じ小節を十数回、などといった、本来の練習をするには、
限界があります。
ヘンデルハウスで練習する時は、ついついサービス精神旺盛になり、
仕上がっている曲の通し弾きばかりしてしまいます。


出来ていない曲が、あまり上達しません。
エゴとサービス精神を
押さえられない自分のせいなのですが、、。


性格変更は、容易には出来ないので、
今は楽器を借りて、家で練習。
ヘンデルハウスでは、時折コンサートをさせて頂いています。


今日のOpen Dayでは、他のチェンバロ奏者達と時間交代で
2時間ずつの演奏スロットを頂き、弾いてきました。

来訪者から降って来るお決まりの質問が:
「これは、ペダル無いんですか?」
「何で、上下の鍵盤が同時に動くの?」
「この楽器はピアノではないの?」

回答:チェンバロには基本的に、ペダルはありません
   これは、ピアノではなく、チェンバロ、英語ではハープシコードです。
   ちなみに、ハープでもありません。
   上下の鍵盤の動きについては、デモンストレーションで答えています。

まだまだチェンバロって知られてないんですね、、。
世の中の人々に、チェンバロの素晴らしさを、
少しでも多く知って頂ける様、頑張らねば、と
心した一日でした。
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