倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

トロメオの指揮 

2023年09月20日 | 音楽
幻の裏話を
お読みになった皆様、
そして労りの言葉
慰めの言葉を頂き
ありがとうございました。
怒り心頭に達する💢
数日間でしたが
お陰様で
Let it go!
を心の中で唱え
前に進めそうです。

努力した糧は
結局目に見えなくても
報酬額に反映されてなくても
自分の貴重な財産。

そうやっていつも
音楽家は
苦渋を飲んで
歌に生き
愛に生き
😂
さて、トロメオですが、
良い曲一杯入ってます。
このオペラの中で
最も有名な曲は
Stille amare。
直前のレチタティーヴォ・アカンパニャート
なかなか
振り難い部分ですが
しっかりまとめられ
安堵でした。
元々
トロメオ役は
当時のスター
セネジーノが歌ったので
アリアも盛り沢山です。

2人のソプラノ役のアリアは
ヘンデルが
華型ソプラノ2人を念頭に
書きました。
かの有名な
ライバルクイーン👑👑
Francesca Cuzzoni がセレウチェ役
Faustina Bordoni がエリザ役です。
タイムマシンがあったら
この2人
聴いてみたい!

なかなか技巧的で
かつ美しいアリアの
歌い比べを披露する運びと
なっています。

今回指揮をして
悟った事があります。

1番難しいのは
人間関係ということです。
歌手や奏者を
常に指揮者側が選べる訳ではないので
いかに
指示を明確に出しつつ
皆を上手くまとめていけるかどうか。
私の場合
音楽のディテイルへの
思い入れが強く
いわゆる
Sounds great!
と言って細かいところは
流すという感じで
持っていけないのです。
Never mind,,
Well done が好きな
イギリス流の
Easy going は無理。

相手が頑張っても出来ないのは
許せても
いい加減な態度や
言い訳をされると
ついイラ💢っとしたり。

100%向こうに非が
あるように思える時も
イギリス🇬🇧の場合
声を荒立ててはアウト。

これは直情直行型の私には
とっても
神経のすり減る状況でした。
オケの皆さんも
色々こう弾けああ弾けと
要求されて
疲れたと思います。
😅
指揮自体は
楽しく、出来るぞという
感触は掴みましたが、
やはり
自分はソロの方が
向いているのかも〜

と思ったりも
したのでした。














グラモフォン・嬉しビックリなレビュー

2023年09月09日 | 音楽
グラモフォンに
ヘンデルアルバムのレビューを
書いて頂きました。
ちょっと嬉し泣きしたいくらい
素晴らしいレビューで
ビックリしています。
書いて下さったJed Distlerさん
どうもありがとうございます。
随分と著名な批評家さんらしく、
見に余る光栄です。
英語と日本語でここにも
紹介したいと思います。
訳していてちょっと
小っ恥ずかしくなりました。
喜びはしっかり
噛み締めつつ
謙虚さを忘れず
今後も精進したいと思います。