倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

インフルエンザでリサイタル

2015年02月28日 | 音楽
リサイタル当日。
朝喉が痛いぞ~
そして
悪寒。
そのまま熱がががっと
上がってきました。

日本から持ってきたパブロンAXを!
しかし熱が下がりません。
リサイタルは6時半スタート。
ギリギリ4時頃迄に
熱を下げねば!
焦ってきます。
計ってみると、38、7度。
GPに電話☎して、
何とか解熱してくれませんか?
と聞くと、
リサイタルはキャンセルしろ!
っと言われる始末。
日本のように点滴を打ったり
注射したりというのは、
してくれません。


半年近く準備してきた
プログラムを、
キャンセルなんてあり得ない!


パラセタモール1000mgの
レンシップを
午後2時に服用。
4時頃には38度に
下がりました。
旦那に付き添いを命令、
タクシーで会場へ。

チェンバロの前に
座った瞬間、
妙に頭がスッキリ。


弾けることへの安堵で
邪念が消え、
心配していたよりはマシな演奏が
出来たような、、、。

こんなキツイ体験は、
2度としたくないものです。
その後約9日間、
床に臥し、
ハーフターム休暇、
ヘンデルコンペティション一次の伴奏、
返上となりました。

インフルエンザ
だったようです。







ひそやかヴァレンタインデー

2015年02月14日 | 日記
今日はヴァレンタインデーです。

旦那はしきりに、
日本のヴァレンタインデーが羨ましいと
言っております。
イギリスでは、男性が女性に
贈り物をするしきたり。

最初は、

日本のヴァレンタインデーは、いいな!
っと呟き、

無視していると、
次に、


僕も日本人だったら良かったのに!

更に無視し続けると、


君は日本人だよね!


私はイギリスに住んでるから、
日本のヴァレンタインデーとは、
無関係です。
と、説得。
彼が一型糖尿持ちという事を
慮って愛情ゆえの拒否です。



外は寒く霧雨が降り、
真っ暗。

自分で買ってきて、
後で彼に代価を請求したケーキと、
ミニバラで、
ささやかにお祝い。

ピンクの丸いケーキは、
中が
パッションフルーツムース+苺+
ストロベリーマシュマロ!

Je t'ame というおセンチな名前。
さすがShangri-laのカフェ。
お味もバッチリでした。

ケーキで満足。

ロマンティックディナーは、
見送り、
終日練習。





暴走癖

2015年02月14日 | 音楽
演奏家には、
大きく分けて、
暴走型と遅延型があるようです。

つまり、
演奏中に、
どんどん速くなるタイプと
どんどん遅くなるタイプ。

調子の良い時は、
ちゃんとコントロールが効き、
こういった悪い癖を
抑えることが出来ます。

しかし、
調子の悪い日はあるもの。
ステージには魔物が住む、、。

どうも私の暴走癖は、
チェンバロの時に特に
酷くなる傾向があります。

来週のリサイタルに向けて、
生徒の前でのプレイスルー、
見事に暴走、撃沈でした。
先生としての面目
まる潰れです。
穴があったら入りたい!


生徒さん達は、
大人の音楽愛好家で、
随分寛大に励まして下さいましたが、、。

本番前に一度暴走して、
限界を自覚。
心して治療に励みたいと
思います。

治療=ゆっくりディテイルをさらう。
通し弾きを避ける。

分かっているのに
何故暴走するのか?

いい格好しーのエゴが
暴走の虫を活性化します。

人間って弱い存在なのですね~。


エゴをコントロールするには?
=
楽譜の読み方を掘り下げ、
ひたすら一音一音の意図を
伝える。
🎼

昔恩師から教えて貰った事、
実践せねば!








リサイタル前の休日

2015年02月07日 | 日記
土曜は唯一のオフの日です。
明日は練習するぞ!
っと思っていても、
休日は、やはり朝寝をしてしまいます。
朝寝の誘惑には、
なかなか勝てません。
起きると昼近く。

ゆっくりブランチを食べ

洗濯、
買い物
などして、

☕️お茶を飲み、
メールの整理


気付くと午後4時!
リサイタルは、10日後です。

今回は、
ヘンデル、バッハ、スカルラッティ
1685に生まれたこの3人の
偉大な作曲家達を
お粗末に弾くわけにはいきません!

いや、しかし
疲れていると、
練習の質が落ちるので、
朝寝は、必要不可欠であったと、
気持ちをなだめ、、
朝寝も充電のうちということで、
ラストスパートに
入ろうと思います。

まずはチューニングから。