倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

ある日曜日のミサ

2014年01月27日 | 日記
昨日はいつも通り
日曜の朝、オルガンの仕事で
教会へ。
この日の説教(sermon)は、
K神父。
彼の説教、どちらかと言うと
長めなのですが、
この朝は、記録的な長さと
なりました。


始まりは、こんな風でした。
「実は、昨日話す内容を
決めていましたが、今朝7時に、
パチっと目覚め、閃いた話があるので
そちらを話すことにします。」

何の話を閃いたのかしらん?

「聖パウロが、かくかくしかじか。聖ジョンは、かくかくしかじか。そこで聖パウロは、かくかくしかじか。そして、聖ジョンは、、、。」
と、聖パウロと聖ジョンが入れ替わり立ち替わり登場。


という感じで、延々と続きます。


だんだん自分でも、
出口が見つからなくなってきた
K神父。
「また、聖パウロに、戻りましょう。
どうやら随分長くなってしまったね。
さっきも聖パウロに話が戻った所でしたね、😅あはは。」
頭をポリポリ。


信者一堂
うねうねに巻かれて、
降参して、苦笑です。


私は、オルガンの後ろで、
うつらうつら😴。

永遠に続きそうだった
説教も終了し、
ミサは、いつもより
20~30分遅く、
終盤に。

ウチの教会では、
毎週、誕生日の人達を
前に呼んで、
ハッピーバースデーを
皆で歌います。
今週は誰ですか?と
A神父が尋ねると、
2~3人の信者さんの後から、
K神父が、
照れ臭そうに、
出て来ます。


K神父さん、お誕生日で、
ついお説教にも、
力が入っちゃったんでしょうか?
一同大爆笑。

ここで、救急車出現!


信者の一人が
呼吸困難に。
彼女は肋膜炎だったそうです。
長いお説教が、
直接の原因ではなかったけれど、
、、、、。




K神父が、大変優しい
親切な良い神父さんだという事を
付則しておきたいと
思います。







新年のバニツァ

2014年01月05日 | 日記
ブルガリアでは、
バニツァという
ペーストリーが
いたるところで、
売っています。


定番は、
フィロペーストリー生地に
ブルガリアチーズ(フェタチーズ)
と、
卵を混ぜたものを
挟み込んで、
焼いたタイプ。

新年には、
これを
何等分かにしておいて、
願い事を小さな紙に書いて
一切れにひとつずつ、
入れ込みます。
ニューイヤーの深夜を
過ぎると、
皆でニューイヤーのキスを
交わし、


バニツァを食べる。
という慣わし。

食べる前に、
トレイを3回、回転させ
自分の前の一切れを
取り、
その中に入っていた願い事が
叶う。
という云われです。



旦那の家では、
昔、ひいおばあちゃんが、
この願い事の紙の事を
うっかり忘れて、
食べてしまった事が、
しばしばあったそうです。

なので、
「自分が作る際には、
楊枝に着けて
ロウソクのように
立てる方法を
思いついたのだ。」
と、自慢気に
来客に
説明していました。




毎年、
この願い事を
楊枝に着ける作業は
私の担当。
しかし、
そんな事情があったとは、
知りませんでした。

確かに、
旦那が、
うっかり
願い事の紙を
食べちゃうという事態は、
容易に想像がつきます。


焼き立てで
外は
サクサク、
中はホクホク。




ちなみに、
願い事は、
健康でハッピー
というのが
回ってきました。



明けまして、
おめでとうございます!