倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

NewarkのBrass Competition と、B&B

2013年02月08日 | 音楽
2年前迄、数年連続で、
Newark という街で、Brass Competition の
伴奏の仕事をしていました。

金管の曲は、ピアノパートが、
いじめの様に、難しく、
半泣き状態で、クリスマス休暇を費やし
練習をしたものです。

そんな悪夢の様なレパートリーにもかかわらず、
数年続けられた理由は、
滞在先のB&Bでした。

1、2年目と、2年連続で、
とっても素敵なB&Bに、
審査員の先生方と一緒に(部屋はもちろん別)、
滞在させて頂いたのは、
伴奏者には、有り難い、
ご褒美でした。

2年目などは、一番大きな部屋で、
女王様気分で、滞在。






ところが、3年目、4年目は、
滞在先が、
いわゆるチェーンのホテル Premier Inn。
そして、、
そのCompetitionは、
とうとう財政難で、消滅してしまいました。

実は、Competition を熱心に立ち上げた
ご夫婦が、予算の大半を自己負担で
頑張っていたのだけれど、
限界に達してしまったのだとか、、。
期待していた政府や、公共団体からの
援助が、あまりなかったのも、
理由の様です。

素晴らしいB&Bで、
伴奏の疲れをたっぷり癒させて頂いたけれど、
今となっては、何だか
申し訳なかったなあ、、、なんて
思ってしまう結末となった
コンクールでした。

あれ以来、チューバや、トロンボーンの
伴奏の機会も
殆ど無く、
あの死にそうに難しかった曲達も
今となっては、懐かしく感じます。

2月の物思い

2013年02月07日 | 日記
あっという間に過ぎて行くのが2月。


最近
ロンドンの某音大で、
学生を教えたり、
伴奏したりの仕事が多くなりました。

自分の母校という点も手伝って
世代交代と、
自分の歳を
否が応でも痛感させられます。


未来を夢見る若者達に
圧倒させられる日々です。

大学内は、照明が、明るく
各部屋に、
歌手達のトレーニング様に
大きな鏡があります。


そこに映った自分を見て
呆然、、という事が、しばしば。


こんなはずじゃあ!!?


と、思うのは、きっと我のみ。
周囲は単に、おばさん として、
ごく自然に私を認識しているに
違いありません。


再度呆然。

30代から40代への移行、
40代から50代への移行、
というのは、
女性の人生の中で
最も葛藤の多い移行の様に
思います。


対策:
健康的食生活を心がけるー野菜、果物を積極的に取る
無理をしない
心の健康ー嫌な事を溜めない


誰かが、
’30を過ぎたら、自分の顔に、責任を持て’
と、書いていました。
つまり、30を過ぎたら、
内面が、顔を形成して行くのだという事。



しわが増えるのは、防げなくても、
良い顔になる様に、
内面の健康にも努めたいものです。