倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

ロンドン バッハ コンペティション(声楽)

2017年10月26日 | 音楽
ロンドン バッハコンペティション
というのがあります。
ヘンデルより多少規模が小さめです。
こちらも歌のみ。
参加者も50人弱。
ヘンデルの方は毎年100人近い参加者。
一次、
セミファイナル(公開、鍵盤伴奏)、
ファイナル(オケと)、
仕組みは同じ。
両方共に
フェスティバルとくっついているのも
同じ。
審査員長も同じ。

伴奏に関しては、
バッハの方は歌手が
自分で伴奏者を
連れて行かねばなりません。

ヘンデルは私も含む3ー4人の
オフィシャル(専属)伴奏者がいて、
歌手は伴奏者を連れてきても
オフィシャルを頼んでも良いので
遠方からも
参加しやすいようです。

ヘンデルの方
我が尊敬する師、ローレンス・カミングス氏が
ファイナルのオケを弾き振りします。
歌手にとって
この上ない醍醐味!

バッハコンペティションの方は、
隔年で、
毎年5ー8人程度頼まれますが、
バッハのオケパートのリダクション、
本当はチェンバロよりも
オルガンか
ピアノで弾く方が
弾き易いのになあ〜と
いつも感じます。

セミファイナルは、
チェンバロかチェンバーオルガンを
選択できるので、
私は大概オルガンを使います。
ただし家ではチェンバロでさらうので
10分の会場でのリハの際、
チェンバーオルガンの音域で
無い音がアチコチ発覚して
いつも内心ヒヤヒヤ。
特に低音が足りません。
(事前に調べる計画性ゼロ)。

今回はファイナルに
行けそうだと思って伴奏していた歌手が
残れず、残念。
いつもあることですが
意外な歌手も残ったり。

ヘンデル、バッハコンペティション共に
コーチング、伴奏していた歌手が
ファイナルに残り
大喜びした事も多々ありますが
やっぱり勝負は
コンペティションの後
いかに実力を発揮、維持するか。

複雑怪奇でタフな世界です。

コンペティションに重きを置き過ぎるのも
良し悪しだなあと思う今日この頃です。

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猫と音楽

2017年10月04日 | 日記
猫も音楽を分かっているのだと
判明した出来事が、今日あった。

普段
ピアノの練習中は
ピアノの上かソファーに、


チェンバロの練習中は
隣のソファーに
必ず来てゴロンとくつろぐ
我が愛猫。


旦那がチェロを弾く時も、
弓に戯れたり、
それでいて、楽器を引っ掻いたりはせず
意外にお利口。



今日は旦那が
ひょんな理由で
クラリネットを
鳴らし始めた。

教え先のミュージックサービスが
ヴァイオリン&チェロの
グループレッスンを予算の関係上
クラリネットに変更してしまったので、
チェロの先生は
クラリネットの先生の授業の
アシスタントをする事になっちゃったのだ。
(イギリスの音楽事情って、、、😥)
これまでと同じ報酬なのは救いだけど、
一応子供達と一緒に
先生も弾いてみよう!
という事で、
楽器を貸してもらい、
練習開始。


時々ちゃんとした音が出るけれど
それ意外は騒音の類。

グースが絞め殺される時
こんな風な悲鳴なのでは?

それまでくつろいでいた猫殿が、
突如姿を消した。

と思いきや、

ピ〜ッ、キーキー鳴らす旦那の方を
ジーッと見つめる者がいた。


結論
我が猫は結構音楽を理解している。






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