倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

クリスマスとゴールドベルグ

2016年12月25日 | 音楽

皆様、
メリークリスマス!

今年は旦那と猫様の3人(2人+1匹)
静かなクリスマスとなりました。

24日は買い出しと料理。
恒例のブルガリア風イヴの
ヴィーガン料理で
テレビ鑑賞。

25日は、食べる、散歩、食べる、テレビ。
恒例の旦那の作るバクラヴァや、


クリスマスに欠かせないパネットーネ!

ひたすら食べている感じです。
💧
午後の散歩と野外の卓球で
カロリー消費したものの
とっくに超過して食べてしまっています。

ここまで数日怠惰を極めると
さすがに少々焦ってきました。

29日はゴールドベルグ変奏曲の2回目



明日は、
お昼前にちゃんと起きて、
友人達が来る前に
ジョギング〜練習 という計画中です。

ついつい食に溺れがちですが、
そもそもクリスマスは
クリスチャン精神の集大成。
日頃のわだかまりや
いざこざを許し合って、
チクチクする心を
温かい愛情で
優しく包む。
そんな大切なお祭り。


だからこそ
音楽が不可欠です!
ラジオから一日中流れる
クリスマスキャロル。
料理しながら聴いたり、歌ったり。

食べる事に終始せず、
音楽の方も怠るべからず!

ゴールドベルグ変奏曲
クリスマスと直接関係は無いのですが、
実は多少通じる所があるのでは?

変奏30番クワドリベットは
バッハ一家が集った際楽しんだ当時の歌:
「キャベツとカブのが俺を追い出した。〜
のメロディが隠されています。
つまり「オナラが一杯出て、」という冗談。

何故バッハが30番にこれを
織り込んだのか?
バッハ一家は、
皆が集うと
冗談的な歌詞も交えたカノンなどを歌って
楽しんだ習慣があったそう。

29曲にも及ぶ
技巧を凝らした変奏の最後に
このクワドリベットを書いたバッハ。

家族や友人が
何よりも大切という
彼らしいメッセージなのでは?
つまり
変奏30番はクリスマスの精神に
ピッタリです!


こんな素晴らしい曲を
残してくれたバッハに感謝です。


この曲を演奏する幸せを噛み締め
ぐうたら食べ過ぎず
精進したいと思います!


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