紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

子どもだましのクリスマス

2005-12-25 12:20:05 | ファミリー

 子どもの小さいうちは、「サンタさん」の演出をあれこれ考えるのが楽しかった。毎年いろんなサンタキャラを考えた。なぞなぞが好きな「なぞなぞサンタ」は、プレゼントの置き場所をなぞなぞにして手紙を残して行った。「食いしん坊サンタ」は、冷蔵庫に残ったクリスマスケーキを完食した。本職はドロボーだがサンタのアルバイトに募集して、こっそり忍び込むのがうまいため採用されたという異色の人もいた。日頃はピザの配達のお兄さんが、クリスマスにはバイクに乗ってプレゼントを配達する「バイクサンタ」という若手もいた。

 サンタさんはクリスマスカードにメッセージを残していたので、上の男の子は中学生になってもサンタの存在を深く信じていた。みかねた塾(進学塾ではなく生徒はたった二人のアットホームな教室)の先生が真実?を白日の下に晒し、彼の「子ども時代」は終わった、かにみえた。

 彼はトトロ(宮崎駿さんの『となりのトトロ』です)の存在も信じていたので、『中学生になったら、トトロは見えなくなるのかなあ。トトロは子どもにしか見えへんもんなあ』と6年生のときに、心配そうにつぶやいていた。そして最近、久々に彼の口からトトロの話題が出た。

 彼の高校の修学旅行で、11月末に中国に行って来た。あまり乗り気でなく嫌々出発したが、帰った来たらテンションが高め。何がよかったかというと、レストランのメニューが面白かったのでコピーしたきたらしい。日本語で書いてあるのだが、とてもテキトーな訳。
 「『月見トトロ』って、トトロ食べたらあかんやん!動物保護団体が抗議しやはるで! トトロは絶滅危惧種やのに」