紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

虹と世界最強のママ

2007-09-06 23:38:08 | 季節
 今日の帰宅時は台風の影響か、空の色が複雑で西の空に千切れ雲が吹き寄せられていた。沈み行く太陽の光で雲は金色に輝き、後光のような光の帯までが、空に放射していた。ほとんど灰色の雲の切れ間に、青空がのぞく。その風景にみとれていたので(おいおい、運転中!)、東側を見たのが、もう家まで後一息!というところでだった。

なんと端から端までくっきりとかかった虹!しかも、ダブル! 大興奮のうちに到着するやいなや、たぬき亭の2階に駆け上がり、デジカメをひっつかみ、ベランダに出る。

 時既に遅し!虹はすっかり薄れて、名残惜しそうな弧を描いていた。がっかり。

 このダブルレインボウ、大興奮して眺めたが、しかしうっとりするような「うつくしいもの」ではない。なんというか「すざまじきもの」とでもいうのか、天変地異の予兆のように、不安で一杯になるような迫力があった。

 *  *  *  *  *  *  *

 今日の話題はこれだけだが、物足りないような気持の読者のために「糸井重里のほぼ日」のコンテンツにある「いいまつがい」をぱくって、「聞きまつがい」コーナーをつくってみた。我家で若干2名にしかウケない話題である。読み飛ばしていただければ、幸いである。

私 「三島由紀夫って、意外に面白いよねえ」
H氏「え? ねずみ男?」

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 読み飛ばしていただいている間に、先日読んだ「クウネル」という雑誌のBNでしていたムーミン特集の事を思い出した。その特集記事を読んでいたら、「ムーミンママって、世界一最強のおかあさんだよね?」ということを言っている方がいて、「ほうほう、まったくその通り!」と深く頷いてしまった。雑誌を読みながら頷いたってしょうがないのに、それほど深い共感を得たのである。ほとんど理想の母、といっていい。宮沢賢治をまねるなら『こういうハハに、わたしはなりたい』といったところか。

 しかしである。その対談形式のゲストは、「ムーミンママは世界一のママ説」に異議を申し立てたのだ!そして、あろうことか、あっさりと世界一のママの座をムーミンママでないお方に明け渡してしまったのである。そんな恐るべき世界最強のママは、「バカボンのママ」!おおお~そうきたか~!

「バカボンのパパを選んだ時点で、すでに最強」という「ムーミンママ世界一説」を唱え、しかしあえなく覆された方の敗北宣言は、かなり納得できた。完敗しました~。

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3 コメント

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Unknown (れんくみ)
2007-09-07 08:39:29
息子が、きのうへとへとで帰ってきた私に開口一番
『今日、すごい激しい虹みたでえ~』
激しい虹とは想像つきかねましたが、これやったんですね。
せっかくここぞ!と出てくれた虹にむかっていうのもなんですが、やはり虹はうっとりと心のけがれが晴れるような優しいものであってほしいですね。
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Unknown (紙魚子)
2007-09-07 09:13:30
「激しい虹」って、さすがです! ぴったりの表現ですね(笑) 発色もくっきりで美人ではあるがケバいおばさんのような、あまりに過剰な虹でした。でもあんな端から端まで180°の虹は絵でしかみたことなかったです。

Kちゃんも家に帰るなり携帯でパチリとしたそう。「パソコンに画像送って~」とお願いしたら「金かかるし、あかん」。この金銭感覚、親も見習わなくては(汗)
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Unknown (れんくみ)
2007-09-08 08:40:25
あはは・・Kちゃんさすが!見ならわないと。
バカボンのママ最強説は、同感。きっと、海よりも深く広く、空よりも大きく穏やかな心の持ち主なんでしょね。
きっと心の中には、『大阪おばちゃん』のような激しい虹はかかっていないと思います。
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