2月4日には我家の小さな招福行事がある。本日朝一番にとった若水を使って墨をすり、1/4の半紙に細筆で「立春大吉」とお習字を書く。これを玄関の内側に貼っておくといいらしい。手作りの「招福お札」である。
お習字の師範資格を持つおばあちゃんが書いていたのだが、昨年よりバトンタッチされた。が、中学生以降、お習字をしていない私には荷が重い。しかも昨年より遥かに劣っているのが、自分でもわかる。まず筆の入れ方から「違うだろう」とつっこみたくなる。10枚書いてみて、よりましな作品をおばあちゃんに選んでもらう。30秒ほど沈黙長考の後、「大」の字が他よりまし、という理由で2枚が当選。来年は毛筆初段の娘にお願いしたいものである。
週末なので今週うれしかったことを。2日は学校の創立記念日だったので平日休校だったが、生憎私は仕事が休めなかった。予想もしていなかったが、かわりに夫が仕事を休み、娘と大阪まで繰り出した。天神橋筋に行くといつも立ち寄る若い(かな?)ご夫婦が開いておられる小さな古書店で、「おみやげ」を買って来てくれた。
ちょっとばかしアカデミックな本(田舎の一般書店にはあまりない)や、アートも趣味系もビジュアルも趣味よくセレクトされたお店で、ごく一部新しい本も定価で販売されている。たとえば水木しげるさんの「妖怪かるた」もレジ前で見つけて追加で買ったことがある。
夫からのおみやげはフレイザーの「金枝篇1~5」(岩波文庫/帯付き)と『ワンダー植草・甚一ランド』(晶文社・カバー装丁もいいけれど、カバーを取ってもかなり凝った装丁!↓写真)。とてもうれしかった。
去年PCの翻訳本のサイト「すみ&にえ『ほんやく本のススメ』http://park8.wakwak.com/~w22/310.htmで内容を見て、非常に面白そうだったので、ちらっと夫にその事をもらした。その「ちらっ」をよくも覚えていたなーと正直驚いた。たぶん夫・H氏も『金枝篇』に興味があったに違いないと思う。だって『金枝篇』がどんなことが書いてある本かよく知っていたから。きっと数少ない「夫婦で回し読みできる」本になるのだろう。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます