紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

東北をめぐる話

2006-12-21 21:35:24 | テレビ
 夫H氏と、ローカルチャンネルで「夫婦東北温泉旅」の番組を見るともなく観る。

 あのオジさん、温泉入ってるのに顔色悪い!とか、さっきの顔色悪い夫婦より今回は明るい夫婦やけど、さっきの夫婦の方が仲良さそうやな、とか、ツッコミをいれながら。温泉より、お料理より、風景より、旅する夫婦の機微に焦点が合ってしまう私達って、何者や!? 大体ヒトの事が言えるのか?という話でもある。

 「東北、いいよねえ。東北、行った事ないねんな」と私が言えば、
「そーか? 日本なんてどこ行っても同じ風景やで。そしたらアンタ、アメリカ行ったらめちゃめちゃ喜ぶやろなー」
「そういえば新婚旅行でスペイン行った時、空の色から違ってたもんなあ」うっとりと思い出す。

 最近夫が取引先?の課長と話をしていたら、映画『夕陽のガンマン』の話が出たらしい。そのとき、課長は「あの映画はスペインでロケしているから」といっていたらしいのだ。
「そういえばアンタ、あの映画観てた時、『バスから見たスペインの風景にそっくり!」っていってたなあ。スペインにそっくり!なはずや、そのまんまスペインやったねん」「そやったの?」
 どうりで。グラナダからコルドバに向かう途中の風景は、延々と続くオリーブ畑の丘、丘、丘だった。それとそっくりな風景だったもんな。

 そんな話をしているうちに番組は進み、温泉の後のお食事タイムに突入である。ハタハタやアワビの登場で、話題は娘のKちゃんへと移行する。

「ハタハタの内蔵(おなか)を出す時にね、6、7歳のKちゃん、『これ女の子?男の子?』って、興味津々で聞いて来るねん。『卵が入ってるから女の子、白いの入ってるから男の子やなー』って教えてたわ」
「へええ、そんな小さいときから、お手伝いしてたんや」
「あのひと、お手伝い大好きやったからな。もうちょっと大きいなったら、ナマコの塩揉みが大好きで、台所でいっしょにしてたねん。ほいでな『お客さん、今日はえらく凝ってますねえ。塩エステしときますねえ。おや、ますます凝ってきましたねえ』とか言うねんで」
 H氏、大受けだった。

 先頃Kちゃんに「滋賀県は琵琶湖があるから、ネットのアドレスにbiwa.ne.jpってつくねん」と教えてあげると、すかさず
「ほしたら秋田やったら『namahage@waruiko.com』とかあるんやろな」
 笑いすぎて死にそう。 

 看板にいつわりあり。ほとんど東北に関係のない話だった。ごめんごめん。

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