雪空のどんよりとした日が続いたせいか、久々の青空がうれしい。ときどき時雨れたりもするけれど、青い空に白い雲という定番の風景をみると、じんわりと心が和んできます。
PTAの広報の仕事で、今年の夏、地元教会の牧師さんに建築としての教会の使い勝手や住み心地について取材にいったことがあった。気さくな青年?牧師さんは、滋賀県に来て年月は浅いものの、この土地がすっかり気に入ってしまったらしい。初対面ながら偶然共通の話題が重なり、取材以外の話が弾んでしまった。「滋賀県って、空が広いですよねえ」「ああ、そういえば、ほんと、そうですよねえ」と私。そんな感じです。
連なる青いシルエットのようだった琵琶湖対岸の湖西の山々が、雪をかぶって凛々しく立体的にそびえ、白い雪山のバックに、ぱきっと青空がひろがるのをみると、ペパーミントをかじったように清々しい気分になります。
こんな時雨れる日には、そして運がよければ、神様と人間の約束のしるしである(と聖書には書いてあるらしい)虹が奇跡のように架かるのを見る事ができます。
毎日毎日同じ風景を見ていても飽きない。「同じ風景」といっても、微妙に変化はあるわけだし。子どもの時からずっと近江の風景びいきです。