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日本近代史探訪:「旧日本海軍と日本外交との歴史的関係は?」(予告編)

2006-03-19 10:07:29 | 教養・文化・歴史
当記事「予告編」として投稿・・・

そして明日(3月20日月曜日)、阿川弘之先生の名著「軍艦長門の生涯」の感想文を投稿します。
この感想文記事、昨年の夏場に一度試みた経緯がありますが、故あって中断留保。そしてこのたび、あらためて3回シリーズくらいのヴォリュームで記事にしてみたい。と、本日から推敲を開始。
ならば、この度は、
単なる「読書感想文」から少し視野を広げ、日露戦争をかろうじて勝利に留めた「日本海海戦」以降の、日本海軍の辿った苦難の歴史をみてみたい。
近代歴史教科書には決して載らない「日本海軍」の外交戦略としての重要かつ危険な役割と関わり、、、。世界を駆け巡る海軍軍人の思考回路、日本武士道的ナブレスオブリジェ(nobless oblige)なる、日本海軍精神の世界と日常。等々、
第二次世界大戦前夜から、太平洋戦争突入し、敗戦に至るまで、解っている様で、ほとんど解らない。「空白」なる事実上(一部の専門家及び興味をもって紐解いた人々以外)、一般国民にとっては余りにも知られていない。まずは少しでもその知識的空洞を埋め、正しい「日本の歴史認識」に接近するための「切り口の一片」にしてみたいと考えます。

(to With@Blog Ranking,,)

記事内容はあくまでも「日本近代史の素養」を探求したく、
一般教養としての近代歴史の「入り口」の模索を目的としたい。ならば、近代史探求にはそれなりの道具が必要か。道具?ならば適切な切り口を探り、切り裂く道具として、近代日本の「歴史認識」探求の入り口として、旧日本帝国海軍の果たした「歴史的動向」を素材に世界との関わりを確認したいのです。

さて、
旧日本海軍の紹介を試みた一般的な題材素材をみれば、近くは、映画「戦艦大和」を取り扱った作品の公開予定。少し時代を遡れば、漫画&TV番組で取り上げられた「宇宙戦艦ヤマト」は空前のヒット作となった。しかし残念かな、日本海軍のイメージは、単なる夢想空間アニメのイメージしか残っていない。戦後生まれの日本人の、旧日本海軍の残像は、ずでに「夢想」にも至らい、貧しくも儚い「空想と幻」のみに止まる。はたまた勇壮なる日本海軍の生んだ名曲「軍艦マーチ」も、今や「パチンコ屋」のイメージミュージック?パチンコの音を掻き消し、遊興賭博精神を駆り立てる為のBGMになり下がっているではないか?
かくして、日本海軍存在の歴史のイメージとは?
すでに「三流時代劇」以下なのか、はたまた昔懐かしい「ちゃんばら映画」以下の存在か・・・・
これではいかん!
(特に?若き?)日本男子たるもの、旧日本海軍の歴史における、名誉と栄光と崩壊の顛末、くまなく知る必要あるか。と、あらためて思うのです。

ならば、
旧日本帝国海軍の「海戦史」に於ける戦艦大和とは?一体全体、戦艦大和は海軍海戦の実戦的歴史においての位置付けは何処ににあるか?
聞き及ぶ戦艦大和なるもの、旧日本帝国海軍の誇る巨大戦艦と云うデータ上の事実あるのみ。また、実際の旧日本海軍の活躍は如何ようなものであったか?
日露戦争に於ける日本海海戦以降の日本海軍の現実とは?
史実に刻まれた「日本近代の歴史」と海軍戦史の関わりの、ほんのごく僅かな部分、すなわち懐古と感傷に浸るのみ、「センチメンタルな一片」を描いているに過ぎないと考えます。あくまでも、日本近代の歴史の全体像をつかむ為には、歴史の時間的フローの把握と憂う感情を抜きにした「歴史の直視」は、欠かせません。
さらには我国周辺隣国に関する、あまりにも片寄った政治報道の現状に対し、嘆かわしい思いで一杯なのです。報道は、もっと自国の側に立った報道、鳥瞰図的な高見を加味した包括的な報道でなくてはなりません。切り口が薄っぺら過ぎるのです。歴史の時系列的フローの認識の欠如は、現状の認識把握はおろか、如何なる将来の展望も模索できない。
今、日本国民を挙げて、我国日本の近代史を知ることの重要性が有る、もっと紐解かねばならない時、すでに到来しているのです。
加えて、
過ぎ去った歴史上の出来事の中、軍事的な切り口を欠如させながらの歴史教育がなされ続けて半世紀以上も経過。これは我国教育界に於ける悪しき方角へのノンストップ暴走、、。これは偏に、近代史を無視し、軍事的歴史認識を無視するは、日本教育界に於ける歴史教育に関する異常なる現実と、考えます。
時間の流れが、あまりにも速くなった現在、我国に於ける教育世界の左巻暴走を放置しておくは危険すぎ、もはや手遅れになりかねません。これら、将来の我国をして、夢と希望の持てる日本国民と国家の「あるべき姿」を、ひたすら純粋に願う「一人の日本人」として憂うべきことであり、如何にも許しがたい教育界の実情です。
ならば、芥子粒(以下)ほどに小さな影響力しか持たない「不肖・エセ男爵」のブログ記事に於いてして(末端中の末端ながら)、正しき歴史認識の角度を広げる模索を始めてみたいと思います。

あらためて申し上げます。
本日は「予告編」予告記事です。
そして何故に今、旧日本帝国海軍の片鱗を紐解きたいか?
その訳たるや、大方の読者と「同意見」。正しき我国の歴史認識に立ち、等しく日本国の望むべき「将来のあるべきカタチ」を憂い想う、のみ、、。

明日、正午を目途に投稿いたしたく、請!ご期待!
 
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(添付写真説明):旧日本海軍「戦艦・榛名」(from Wikopedia Data:)日本海軍戦艦の持つ、独特の形状美。単なる我輩好みか?しかし、誰の目にも美しいはず。戦艦榛名は、日本海軍の典型、「美形戦艦」です。