花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

最速クリア

2025年02月05日 | 学校
校長室前の掲示板。
コンクールなど文化的活動の成果を
名農生に知ってもらうために毎年掲示しています。
掲示板は2枚。だいたい年度終わりの3月でちょうどいっぱいになるのが
今までのスピードですが、今回はかなり早いペース。
これは1月中旬の掲示板ですが、もう3枚もはみ出しています。
理由はなんといっても食農班の大活躍。年度初めから全国で入賞していきます。
それを南部太ネギが追っていきます。
FLORAが動き出すのは初夏からと今年はスロースターター。
しかし今年度は、個々の研究の他に
多方面から今までの活動が評価され、表彰していただく機会が3度もありました。
これはFLORAお得意の一発芸とは違い、一朝一夕ではいかないことです。
でも讃えてくださった皆さまは誰一人、
今年で環境研究班が解散することを知りません。
偶然だと思いますが、なぜこのように最後の年に
それも複数の団体からいただけたのでしょうか。
まるで女神FLORAからのご褒美のようです。
長年活動してきた環境研究班の先輩方に感謝しながら
FLORA HUNTERSは学科の方針で栽培環境班と名前を変えて活動していきます。
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節分

2025年02月02日 | 学校
今日は節分。今年の無病息災を祈願する日です。
全国どこでも行われるのが豆まき。
しかしどんな豆をまくかは地域で違うといいます。
調べてみると西日本はダイズですが、北海道や東北は落花生です。
室町時代に始まったという文化ですが、もちろん本来はダイズ。
落花生が登場したのは昭和らしく、比較的新しい文化だといいます。
問題なのは理由。雪上にまいても見つけやすいからという方もいますが
本当でしょうか。日本の落花生生産が増えてきたのが昭和。
バレンタインデーでチョコを贈るようになったように
もしかしたら生産者側の意図が関係しているかもしれません。
さて今日は3年生の環境系の発表会。全国大会では、
それはそれはすごい活動をしている高校がいっぱいあります。
それに比べ、今年のFLORAは東北をやっと2位で抜けたぐらいなので
上位を狙うのは難しいとみんな感じています。
しかしFLORAのすごいところは毎年のように出場しているところ。
それも毎回テーマが異なるところです。
これがFLORAの流儀。楽しみたいと思います。
この大会で3年生の戦いも千秋楽。
今度は2年生たちにバトンタッチとなります。
FLORAにとっても、まさに季節の変わり目。明日は「立春」です。
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数は力なり

2025年01月30日 | 学校
3年生最後の課題研究。練習が終わったら簡単な作業が待っていました。
倉庫からパーテーションを5枚運んできたのです。
設置したのは土肥実験室の真ん中。
学校からの指示で前と後ろで仕切ったのです。
このように実験室を仕切る軽い作業は年に数回あります。
ではなぜ3年生最後の課題研究で行ったのでしょうか。
理由があります。なぜなら2月になると
2年生はスキー教室などの冬のイベントや
学年末考査、卒業式の準備などが始まります。
そのため数えてみると2月の課題研究はたった3日だけ。
もし2年生だけで設置するとなれば、うまく日程が取れないのです。
さらにメンバーの数が違います。
3年生は7名いますが、2年生は3名だけ。
したがって、もし2年生だけでパーテーションを運ぶとなると、
人数が少ないので倍の時間がかかるのです。。
数は力なり。7名のFLORA HUNTERS AQUAから
3名のFLORA THE Ⅲrdになるということは
こういうことなんだと改めて感じます。
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積雪ゼロは警鐘か

2025年01月29日 | 学校
これは1週間ほど前の名久井農業高校。
ご覧のように積雪ゼロ。それどころか例年より暖かです。
暖冬と呼ばれたのが昨年。確かに雪は多くありませんでした。
よかったように思えますが、結果は逆。
2月の高い気温でリンゴなどの果実の芽が動き出してしまい
その後、3月にやってきた低温で芽が凍害を受け収量が減ってしまいました。
そもそも果樹の蕾はがっちりとした皮をかぶって寒さから身を守っています。
しかし暖かいと皮が緩み、芽が膨らんで顔を出してきます。
昨年は、こんな状態でいきなり寒波に見舞われたというわけです。
逆に今年は厳しい冬だといわれて、予報通り雪は降りました。
しかし、今はこのように寒中なのに暖かです。
長期予報では今年は春が早く、夏は猛暑とのこと。
もしかしたら、このまま暖かな春なってしまうかもしれません。
でも安心してはいけません。
実は氷点下3〜4度の低温に、わずか30分以上遭遇しただけで
被害が発生するというのが果樹です。
たった1日の寒波がまた被害を起こす可能性があるのです。
おそらくこの現象は昨年、今年に限ったものではなく、
これから当たり前になってくるはず。
芽はたくさんあるので防寒の帽子を被せるわけにはいきません。
寒波が来るのがわかった時、何かを散布して芽を被覆し、
一時的に守るというような対策ができないものでしょうか。
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名農版「緊急事態食料安全保障対策」発動

2025年01月26日 | 学校
4月、初めて名久井農業高校に入学した1年生は
慣れない農業高校スタイルの学習にドキドキしながら過ごすことになります。
しかし6月、最初に感動するのがサクランボの校内販売。
皆さん学校で栽培したサクランボを買おうと並びます。
そして夏にはモモ。JーGAP認証もとった高品質の夏の味覚です。
このように年中フルーツが販売され、また自らも購入するようになると
生徒は「名農に入学してよかった」と、
そして職員は「名農に勤めていてよかった」と感じるようです。
さすがは自他ともに認めるフルーツの里南部町を牽引する農業高校です。
さて1週間ほど前、冬なのに「名農でよかった」と思う出来事がありました。
なんと玄関でハクサイとキャベツの販売が行われたのです。
東京の方では1球1000円前後もしていると聞きます。
また地元のスーパーマーケットでも例年の何倍もの高値です。
そんな大変な時期に名農が校内で備蓄していた野菜を緊急放出したのです。
このように高値になるのを秋から見越していたのでしょう。
さすがは農業高校。ちょっと重量野菜なので持ち帰りが大変ですが
みんなありがたいと話していました。
夏でも冬でも「名農でよかった」。
来月中旬には高校受験のための願書受けが始まります。
中学生の皆さん、そして保護者の皆さん。名農はいいところですよ!
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