花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

一人でできるかな?

2025年03月03日 | 環境システム科
入試間近な名久井農業高校にFLORAを訪ねてお客様がやってきました。
いらっしゃったのは農水省。実は農水省は今年初めて
新しい農業戦略に関する活動や研究事例を募集しました。
そこで3年生と2年生がそれぞれ1テーマずつ試しに応募してみました。
3年生はミスト、そして2年生はお得意の泡農薬です。
するとなんと2つも入賞。どちらも東北の準グランプリです。
そこでわざわざ来校されたというわけです。
あいにく3年生は出校日ではなかったので不在でしたが
2年生は課題研究で活動中だったので、
校長室で授与していただきました。
農水省の方は農薬を泡にする発想は聞いたことがない発明だと
ユニークなFLORAのアイデアに驚いていました。
先月は農機具メーカーからもお褒めの言葉をいただき
連絡先までいただいたFLORA。久しぶりに今年は
農業にグッと重心を置いた活動ができそうです。
さてそんな3代目FLORA HUNTERSは東京で行われる
SDGs系のコンペのファイナリストに選出され
今週日曜日に東京で開催される最終審査会で発表することになりました。
3年生が旅立ち、もう頼る人がいなくなった2年生。
しかし春には後輩たちがやってきます。
この大会はまるで独り立ちする儀式のよう。
自分たちの力でハードルを超えなければなりません。
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吹けよ風、呼べよ嵐!

2025年03月03日 | 環境システム科
3月に入ったばかりなのに2年生の課題研究は明日と来週の2回で終わり。
年度末の行事や入試のため、もう授業がありません。
とはいっても課題研究は春休みにはスタートします。
皆さん、スタートする準備はできているのでしょうか。
さて3年生が卒業のためダービーから離脱して、
完全に2年生だけになったFLORA HUNTERSですが
静かに2025年のレースが新年から始まっています。
ところがこの通り。走っている馬は3頭しかいません。
運動会だってたくさん走るから1位、2位、3位に価値があるのですが
これでは全員入賞。どうもモチベーションが上がりません。
とはいっても仕方がありません。
新しいメンバーが入ってくるまでの辛抱です。
では現在のレース状況をご紹介します。
TOPを走っているのは牝馬。昨年も3年生を抑え3位に入賞しています。
泡農薬の開発者の彼女。現在、各方面から高く評価され始め
まだ3月だというのに、ぐんぐんポイントを伸ばしています。
2位と3位は男子。この順番は昨年のFLORAダービー2024と同じです。
抜きつ抜かれつが醍醐味なのですが、順位固定なので今ひとつ面白みにかけます。
しかし現在もエントリーしている大会があります。
先日、1次、2次予選を突破し、ファイナリストになったとの連絡が入りました。
結果はオンラインで6日決定、さらに9日は東京の発表会に出場します。
これは順位変動の予感。春の嵐が吹くかもしれません。
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らしくないぜ

2025年03月02日 | 研究
これは先週のFLORA HUNTERS。
卒業式2日前に土肥実験室に2〜3年生が集まりました。
ここで行われたのは2年生から3年生への卒業アルバムの贈呈です。
2018年からFLORAは後輩がいないまま、寂しく卒業していたので
アルバムはJr.がこっそり届けていました。
しかし今年は久しぶりに2年生が入ってきたので
このように集まって渡すことにしました。
楽しく渡して笑顔でサヨナラと思っていましたが
流れの中で2年生はこれからの決意を先輩に伝え、
3年生はこれに応えて、2年生を激励するという展開に発展。
まるで送辞と答辞です。するとどうでしょう。
2年生の目に涙が浮かんでいるではありませんか。
単なる授業である課題研究なのに、
こんなにも彼らの心が動くとは驚きです。
分析はしませんが、それだけ夢中で取り組めたということでしょう。
FLORA事務所としては、嬉しい想定外の出来事でした。
なおあいにく1名は就職先の研修会が始まったので、この日は欠席。
翌日、2年生から渡されたそうです。
いつも笑い声が響くFLORA。らしくないぜ!
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FLORA散開

2025年03月02日 | 環境システム科
昨日は名久井農業高校の卒業式。無事行われました。
1週間前まで大会に参加していたFLORA HUNTERS AQUA。
卒業数日前には2年生とともに新聞取材をこなし、
最後の最後まで名農に貢献してくれました。
さていつもこの時期よく使う言葉が「FLORA散開」。
解散ではなく、散開です。
「解散」とは、今まで行動をともにしていた人々が完全に別れて散ることをいいます。
逆に「散開」は今まで一緒に会合などに参加していた人が
その務めを終え、単に家に帰るなど広く散らばることをいいます。
みんなで行う課題研究はもう2度とないため確かに「解散」です。
しかし後輩がいざ国際大会に出場するとなると、
いつも不思議にみんな喜んで集まってきます。
これは目に見えない糸が繋がっている証拠。
見方を変えると、一時的にTEAMを解いているだけのようにも見えます。
この言葉を使ったのは、あの懐かしいYMO。
最後のコンサートをもってバンドを解きますが、
それぞれがまた別のステージで輝いたり、また一緒に集まって行うこともある。
したがって散開という言葉を使ったのだそうです。
FLORAも同じ。後輩の一大事にはかけ参じてくれるはずです。
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We are FLORA HUNTERS

2025年03月01日 | 環境システム科
今日はいよいよ卒業式。
FLORA HUNTERSとしては2代目ですが、
FLORA結成から数えると16回目の卒業生となります。
そこで晴れの門出、彼らに感謝気持ちをこめてその功績をあげてみます。
まずはなんといっても2年ぶり5度目の日本代表となり
研究成果を世界に披露してきたこと。
代表となった2人はもちろん、他のメンバーも苦労をしましたが
それを上回る体験と成長をすることができました。
間違いなく殿堂入り。レジェンドになりました。
次は7名全員の研究がそれぞれの分野で高く評価されたこと。
日替わりヒーローを産んだ波状攻撃は、流儀である1人1研究の成果ですが
なかなかこんなにうまくいくことなどありません。実力者たちでした。
その証拠に7名全員で農業クラブの特級を取得。これは最高記録です。
さらに2018年から休止していた2年生の募集を再開したこと。
それどころか2年生と1年生のJr.を上手に活動に巻き込んで育てていきました。
2〜3年生全員で遠征したのは全部で4回。
遠征のたびに一体感を増し、グループからチームへと変わっていきました。
これは毎日地球未来賞受賞後、MCの浅越さんと撮った最後の記念写真。
卒業1週間前に女神FLORAがくださったご褒美です。
7名中5名が地元に残る彼ら。次は後輩たちのサポートをお願いしたいと思います。
卒業おめでとう。FLORA、散開します!
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