アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症
[経過]
・アルツハイマー型認知症
ゆっくりと進行する。治療により、進行を遅らせることができる。
・脳血管性認知症
比較的、急激に発症することが多い。症状は固定あるいは、階段状に進行する。
[原因]
・アルツハイマー型認知症
詳細は不明。脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なタンパク質がたまり、神経細胞が壊れることが原因の一つと考えられている。
・脳血管性認知症
脳血管疾患、多発性脳梗塞
[症状]
・アルツハイマー型認知症
感情はかなり遅くまで、保たれている。
失見当が起こる。
言語面より、行動面での失敗が多くなる。
・脳血管性認知症
比較的末期まで、判断力や常識は保たれる。
まだら認知症。
[神経症状]
・アルツハイマー型認知症
早期にはない。
・脳血管性認知症
多くの場合、片まひ、言語障害など伴う。
[全身疾患]
・アルツハイマー型認知症
特になし。
・脳血管性認知症
高血圧、糖尿病、脂質異常症、心疾患の合併が多い。
〜介護職員初任者研修課程テキスト2
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