フォロースルー

2016年05月12日 21時40分00秒 | 少年野球

バッティングは、テイクバックでトップの位置を作り、そこからスイングをしていきます。

スイングして、インパクトした瞬間にフォロースルーが大事になってきます。

この時に、手首を返さずにそのままバットを押し込むようにすることを、フォロースルーと言います。

 

このフォロースルーをしっかり行うためには、バットの構え方と肘の使い方と捕手側の手が重要になってきます。

・肘の使い方
インパクトの瞬間に肘が伸びていると、それ以上押し込むことはできません。

無理に押し込もうとすれば、体を前に突っ込ませるしかなくなりますが、スイングで体重の乗り方を考えると不可能と思います。

ミートするポイントで、肘が伸びない状態を確認しましょう。

トップの位置からゆっくりスイングして、ミートポイントで止める。

その時に肘の状態を確認する。そうやって、まずは形を確認しましょう。

練習方法としては、ミートポイントでバットを抑えてもらい、そこから押し込む動作を繰り返すと言うのが有効です。

素振りであるなら、しっかりと肘を意識する事が重要になってきます。

 

・捕手側の手の重要性
意外と見落とされがちですが、捕手側の手の使い方も重要です。

フォロースルーをするのは、投手側の手や両手で行うわけではなく、捕手側の手で行います。右打者なら右手、左打者なら左手となります。

捕手側の手で押し込む意識を持って振ることで、理想的な軌道と大きなフォロースルーを生み出すことができます。

 

・構え方
体の中心に集めるように構える。

一昔前の打撃理論では、脇や肘を体の中心に集めるように絞り込むように構える。

実際にこの構え方をすると、上半身が固まってしまい、トップの位置が浅くなりスイングの時も、肘や腕を大きく使えななってしまいます。

そのうえ、捕手側の手が早く返ってしまうコネる状態になり、打球が上がらなくなります。

プロ選手を見てもらうとわかると思いますが、今は両脇は締めすぎないのが一般的です。

特に、捕手側の脇は開いていても構いません。

そうすることで、肘が綺麗に使えるようになり、バットが波打つことが無くなります。

 

このように、地味で一瞬の事ですが、打球を飛ばす事や、強い打球を打つにはとても重要な事です。

打撃不振の選手が多々います。もう一度意識して指導してみます。