バッターボックスの立ち位置

2019年10月13日 06時57分00秒 | 少年野球

先日、Jr(4年生以下)の練習試合 球審をさせて頂きました。
その際に、ほとんどの選手がホームベースから遠ざけて立っている事に気が付きました。
唯一、しっかり立てている選手は ソウスケ、マサトくらいです。
全員見ていませんが、ほとんどできていない事が判りました。
※デッドボールが怖いことも理解できます。

その試合で、ある選手がすごくホームベースから離れて立っており、球審でありながら打席でアドバイスしました。
「○○、そこに立つと外角に全くバットが届かないから、もう少しホームベースによりなさい」

しかし、インコース寄りに立った結果 内角のボールを見逃し(手が出ず)、三振となってしまいました。
その際に、その選手が恨めしそうな顔で私を見ました。
「え~!俺か?!」
そうです。私が「インコースに立ちなさい」と言ったから立ったのに、インコースにボール来たから打てなかったと言わんばかりの顔です。
結果、インコースで見逃し三振ですが、あそこで逆に外角に投げられていても、結果バットが届かず三振です。
であれば、インコースをファールや詰まってもフェアゾーンに打つ技術を身に付けなくてはいけません。

今回、この打席の立ち位置について、わたくしの持論を述べさせて頂きます。

打席の立ち位置を決めるポイントは、まずバットが届く事が絶対条件です。
バットの芯でとらえる事が一番の理想ですが、絶対条件はバットに当たる事が一番です。
じゃあ、具体的にどうやって探すか?
外角球が来る部分(ホームベースの外角の部分)に、バットの先を置いて、両手でバットを持ってみます。
(※鶴見リーグでは打席の素振りは禁止ですので、練習時の際に自分の打席の立ち位置を決めます。)
この時の足の位置が自分に合った立ち位置になります。
この位置からそのまま構えれば、最悪 外角球にも届き、内角球もこなすことができるかと思います。

ただし少年野球の場合、体が小さく立つ位置がベース寄りにあってしまう場合があります。
あまりラインギリギリに立つと、内角球が打ちづらくなり、ボールに対して踏み込む余裕がなくなるので注意させたいです。
また、バッターボックスのラインギリギリに立ち、ラインを超えて打つとアウトになってしまうので、そこも注意しましょう。
バッターは、バッターボックス内に両足を置いて打撃を行わないといけません。
片足でも、完全にバッターボックスの外へ打てば、反則打球と見なされてしまいます。
この際、バッターボックスの白線に少しでも足がかかっていれば、反則打球とは見なされません。
また、反則打球はバットにボールが当たった時に適用されます。
フェアかファールは関係ありません。空振りは適用されません。あくまでフェアゾーンにボールが飛びインプレーになってからです。
じゃあ空中はどうでしょうか?空中?意味判らない!という方、実はあるんです。
そう、スクイズで外角に大きく外された場合です。
バッターがバッターボックス内に足を置いた状態から跳び、両足が空中に浮いた状態でバットをボールに当て、着地した時に、両足または片足が完全にボックスの外へ出ても反則打球とはなりません。

私はバッターボックスの立ち位置を教える場合、外角が届き、内角も打てる位置を探すように伝えるようにします。
そして、将来、身体が大きくなって、色々と応用してほしいとも思っています。
ただ、ベースよりに立つのではなく、どこに立つのが一番良いのかを考える選手になってほしいと思っています。




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