振らない振り逃げ

2023年06月04日 05時30分00秒 | 少年野球

先日、ジュニア(4年生以下)大会予選であった事象を紹介させて頂きます。

いつもはレギュラ(6,5年生)大会の審判ですが、当日 レギュラのグランドが確保出ていなく、審判部長から

「ジュニア球審支援をお願いしたい」との要請を受けて、ジュニア球審を行う事となりました。

ジュニアはどうしても、6,5年生とは体系が小さいので、ストライクゾーンはやっぱり気になります。今日はその辺を課題に、審判を行わせて頂きました。

塁審は各チームから支援して頂き、試合前に各クリュー役割分担及びルール確認をさせて頂きました。ジュニア予選は

①ボーク(反則投球)はなし。ただし反則投球を行って盗塁がアウトになった場合は元の塁に戻して、ノーカウントで試合再開

②インフィールドフライはなし。(落球が多い💦)

③打者一巡で強制的に攻撃は終了

それ以外の球数制限はレギュラと一緒で70球です。あと、小学校で行うのでローカルルールも頭に入れておきます。時間は60分です。

では試合開始です。

前にジュニア試合の球審を行った際に、かなり投手のコントロールに難があり、ほとんど四球でランナーを貯めているイメージがありました。

しかし、今回の試合は本当に両チームいい投手で、四球も少なく、野球試合らしい試合でした。(本当に先入観でごめんなさい)

両チームの指導者の教えだと本当に感動しました。

試合は、10-0でコールドでしたが、試合内容は本当に素晴らしかったと思います。

これがレギュラになったら、両チームかなり強豪となりそうです。

さて、今回のタイトルにある『振らない振り逃げ』について試合中にあったヒトコマを消化します。

審判やられた方からしたは「当たり前!」と怒られそうですが、あくまでお父さんお母さんへのルール勉強と思ってください。

Aチーム攻撃。1OUTランナー3塁。カウント2ボール2ストライクで内角速球を見逃し。ストライクでしたでわたくし「ストライクスリー!」と宣告。

これで終わらないのが学童野球・・・そうしたら捕手がこれを後逸!それを見てわたくし「ノーキャッチ」を宣告。当然ランナーは1塁に走る。

捕手1塁に投げるも悪送球でランナーは3塁へ。まあその回に5点入り、大量失点となりました。

試合が終わって、塁審の指導者の方から

指導者「振り逃げがあった際に、打者は振ってないと思いましたが、振り逃げをしてましたが・・・」

私「ええ。ノーキャッチを宣告しました。」

指導者「振って(スイング)してなくても降り逃げは成立するのでしょうか?」

私「します。野球規則には【振り逃げ】という単語は出てきませんが、野球規則に記載さえています。」

私「捕手は3ストライク目を完全捕球しなければ、振ろうが振らまいが振り逃げ成立します。」

指導者「勉強になりました。」

私も、自信はありましたが、本当~に若干不安だったので、野球規則を確認した所、

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公認野球規則 5.05
(2)(A)走者が一塁にいないとき、(B)走者が一塁にいても2アウトのとき、捕手が第3ストライクと宣告された投球を捕らえなかった場合。

公認野球規則 5.09
(2) 第3ストライクと宣告された投球を、捕手が正規に捕球した場合。

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上記の記載がありました。

そしたら、本当にたまたまその事象があったようで、yahooニュースにも掲載されていました。

サヨナラ見逃し三振が米高校野球で話題 ルールを知らず悲劇「二塁手は走って声をかけてる」(THE ANSWER) - Yahoo!ニュース

あまり無い事象だとは思いますが、覚えて(選手に教えておく)おきたいルールです。



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