(・・・前回からのつづき)
この5つめの説について私見を語りたい。
ようやくこっからが本題である。
例えば高信頼を要求する産業用機器で使うことを想定してDRAMを評価したとする。
時間をかけてマジメにそうしたらサムソンやハイニックスのDRAMは腐った結果しか出ない。
やはりエルピーダはすばらしい、そういう結論になる。
カタログスペックを見てもDRAMの寿命は他のものに比べたらビックリするくらい短く、そもそもにおいて最近のDRAMは品質にかなり問題がある製品である。
> DRAMエラーは珍しくない Google社が大規模調査
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20100118/NE1021H_1586015a.html
↑これを読んだ人はわたしと同じことを感じると思う。
これの数字のオーダーはともかく、DRAMの品質はビックリするくらい悪いというのは、関係者なら
「ああ、やっぱりね。薄々そうだろうとは思っていたよ・・・」
というところでしかない。
わたしは秋葉原に行ってもサムソンやハイニックスの製品は絶対に買わない。
品質が劣ることはわかっているからだ。
今のPCのメモリを増設するときだって、秋葉原をウロウロして韓国製以外のものを探して買ったものだ。
わたしはカネを2倍出せば韓国製以外になるのであれば喜んで支払う。
それくらい品質はエルピーダやその他のまっとうな会社に劣るのだ。
韓国製なんて、中国製よりちょっとマシで、日本製よりちょっと安い、そういう本来誰からも必要とされない立場にあるものなのだ。
しかし市場はそうは見ない。
とりあえず買ってきて動けばよしとする。
個人でメモリカードを1枚買う分にはハズレを引く確率は非常に低いし、ハズレを引いたところで健康被害にあうわけでもないので、品質が悪いのは消費者には気付かれない。
日本製よりちょっと安いならば皆それを買う。
特に諸外国では消費者は品質より売値にシビアだから韓国製を選択する。
韓国製なんぞクソだが、韓国製は文句を言われても知らんぷりしてシラを切れるギリギリまで低い品質に狙いを定めて作るという、ある意味で賢い商売をしている。
なぜこうなっているのか?
これは日本の独特の文化がそうさせている気がする。
半導体産業に限らず、昔からモノを作って暮らしている日本人の多くは、自分の作った物を高く評価してくれる違いのわかるお客に評価されると嬉しく感じる。
だから工芸品や食材などは凝りに凝った至高の産物が生み出されていく。
これは半導体産業でも同じであり、
「品質や性能を見比べた結果、あんたが作った半導体がいちばん優秀だから買うよ!」
と言ってくれるお客のほうをついつい見てしまう。
だから日本人は品質至上主義や性能至上主義に偏りがちになる。
よくある
「お客様は神さまです」
だとか
「お客様の喜んでくださる姿が最高の報酬です」
だとか言うが、それは品質至上主義や性能至上主義から来ているものでもあるのだ。
ところが!
実は韓国はそうではない。
ヤツらの頭はカネであり成功である。
お客が喜んでくれるかどうかにかかわらず、とにかく儲けが最重要課題であり、そしていちばん儲けたヤツが成功したヤツであり、それがいちばん偉いのだ。
ヤツらは儒教精神がそうさせるのか、そもそもモノ作り自体が下賎な職業だと思っているフシすらある。
だから自分が作ったものが素晴らしい出来でなくても良い。
だから自分が作ったものがギリギリまで低い品質でも知らんぷりしやがる。
ヤツらにとってはいちばん売れていちばん儲かること、ただそれだけが重要なのだ。
わたしはちゃんとしたものを売ってよこすエルピーダを、ちゃんとした品質対応をするエルピーダを、サムソンより1万倍は尊敬している。
しかし韓国人はエルピーダより儲かっているサムソンを1万倍は尊敬している。
それが日本独特の文化による違いなのだ。
世界中の全ての人がそれで良いというのであれば、それは日本人が悪いのかもしれない。
しかし、きっと本音ではそうではなかろう。
わたしはこれを解決することが日本の半導体産業の復活の鍵だと考える。
しかし、どうやったら解決できるのかという糸口は思いつきもしない。
何か良いアイデアは無いものか・・・?
この5つめの説について私見を語りたい。
ようやくこっからが本題である。
例えば高信頼を要求する産業用機器で使うことを想定してDRAMを評価したとする。
時間をかけてマジメにそうしたらサムソンやハイニックスのDRAMは腐った結果しか出ない。
やはりエルピーダはすばらしい、そういう結論になる。
カタログスペックを見てもDRAMの寿命は他のものに比べたらビックリするくらい短く、そもそもにおいて最近のDRAMは品質にかなり問題がある製品である。
> DRAMエラーは珍しくない Google社が大規模調査
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20100118/NE1021H_1586015a.html
↑これを読んだ人はわたしと同じことを感じると思う。
これの数字のオーダーはともかく、DRAMの品質はビックリするくらい悪いというのは、関係者なら
「ああ、やっぱりね。薄々そうだろうとは思っていたよ・・・」
というところでしかない。
わたしは秋葉原に行ってもサムソンやハイニックスの製品は絶対に買わない。
品質が劣ることはわかっているからだ。
今のPCのメモリを増設するときだって、秋葉原をウロウロして韓国製以外のものを探して買ったものだ。
わたしはカネを2倍出せば韓国製以外になるのであれば喜んで支払う。
それくらい品質はエルピーダやその他のまっとうな会社に劣るのだ。
韓国製なんて、中国製よりちょっとマシで、日本製よりちょっと安い、そういう本来誰からも必要とされない立場にあるものなのだ。
しかし市場はそうは見ない。
とりあえず買ってきて動けばよしとする。
個人でメモリカードを1枚買う分にはハズレを引く確率は非常に低いし、ハズレを引いたところで健康被害にあうわけでもないので、品質が悪いのは消費者には気付かれない。
日本製よりちょっと安いならば皆それを買う。
特に諸外国では消費者は品質より売値にシビアだから韓国製を選択する。
韓国製なんぞクソだが、韓国製は文句を言われても知らんぷりしてシラを切れるギリギリまで低い品質に狙いを定めて作るという、ある意味で賢い商売をしている。
なぜこうなっているのか?
これは日本の独特の文化がそうさせている気がする。
半導体産業に限らず、昔からモノを作って暮らしている日本人の多くは、自分の作った物を高く評価してくれる違いのわかるお客に評価されると嬉しく感じる。
だから工芸品や食材などは凝りに凝った至高の産物が生み出されていく。
これは半導体産業でも同じであり、
「品質や性能を見比べた結果、あんたが作った半導体がいちばん優秀だから買うよ!」
と言ってくれるお客のほうをついつい見てしまう。
だから日本人は品質至上主義や性能至上主義に偏りがちになる。
よくある
「お客様は神さまです」
だとか
「お客様の喜んでくださる姿が最高の報酬です」
だとか言うが、それは品質至上主義や性能至上主義から来ているものでもあるのだ。
ところが!
実は韓国はそうではない。
ヤツらの頭はカネであり成功である。
お客が喜んでくれるかどうかにかかわらず、とにかく儲けが最重要課題であり、そしていちばん儲けたヤツが成功したヤツであり、それがいちばん偉いのだ。
ヤツらは儒教精神がそうさせるのか、そもそもモノ作り自体が下賎な職業だと思っているフシすらある。
だから自分が作ったものが素晴らしい出来でなくても良い。
だから自分が作ったものがギリギリまで低い品質でも知らんぷりしやがる。
ヤツらにとってはいちばん売れていちばん儲かること、ただそれだけが重要なのだ。
わたしはちゃんとしたものを売ってよこすエルピーダを、ちゃんとした品質対応をするエルピーダを、サムソンより1万倍は尊敬している。
しかし韓国人はエルピーダより儲かっているサムソンを1万倍は尊敬している。
それが日本独特の文化による違いなのだ。
世界中の全ての人がそれで良いというのであれば、それは日本人が悪いのかもしれない。
しかし、きっと本音ではそうではなかろう。
わたしはこれを解決することが日本の半導体産業の復活の鍵だと考える。
しかし、どうやったら解決できるのかという糸口は思いつきもしない。
何か良いアイデアは無いものか・・・?