http://www.faith-go.co.jp/parts/detail/?id=140399
外でちょっと使う用にまともなキーボードがついたモバイルデバイスが欲しい。
前にもちょっとだけ書いたとおりだ。
しかしだね・・・
ネットブックほどまともにPCでなくてもいい。
スマートブックでいいけど意外に安くならない。
ポメラも単機能の割りにいい値段してイマイチ。
タブレットのはキーボードがないからダメ。
携帯でQWERTYキーボードがついてるヤツはキーが小さすぎてイヤ。
・・・というので良いものがなかった。
しかし!
あったのだ!!
ちゃんと持ち運べて、
ポメラ並みに安く、
スマートブックもどきな多機能さで、
まともなQWERTYキーボードがついているもの。
それが秋葉原のFaithで売っていたAK-PCAP1である。
なんと1万5000円弱で買えてしまうのだ。
見た瞬間、10秒だけ悩んで即買った。
これはネットブックではない。
そもそもCPUはARM9である。
OSはWindowsではなくWindows CEが入っている。
これはスマートブックでもない。
100BaseTや無線LAN(802.11b/g)はついているが携帯のキャリアとは繋がらない。
では何なのか?
帰ってネットで調べたら良いことを言ったヤツがいた。
これはネットブック風PDAなのだとか。
(ちなみに箱には「Choi PASO」(ちょいパソ)と書いてある)
これは意外に使える。
デスクトップのキーボードほどではないにしろミニノートサイズのキーボードはついているので、まともにタイプができる。
IEやらWordPadやらExcelやらPDF ReaderやらMedia Playerやら入っているので何だかんだできる。
PowerPointはないがPowerPointもどきも入っている。
ポメラほどではないが20秒くらいで立ち上がるのでストレスなく起動できる。
ポメラでもいいけど何だかなぁ~、と思っていたわたしにとってはこれでいい。
実際、前回のblog記事は買った帰りに書いたものなのだ。
しかし!
実は安いなりだ。
問題もいくつかある。
キーボードが細かいところがいろいろおかしいのだ。
アルファベットと数字はまともな場所についている。
しかし¥とか「」とかのその他のキーが変なところについている。
「る」が「ゐ」とプリントされている。
まともなキーボードだろうと思って買ったらたぶん腹が立つ。
OSはパチモンではないが、このご時世にWindows CE 6.0なので、生まれたときから既に時代に逆らっている。
スマートブックもどきなのに性能面でスマートブックに劣るところも少なくない。
CPUもARM 9の300MHzなので、スマートブックと比較したにしても貧弱だ。
まじめなスマートブックよりもガタイが分厚い。
スマートブックというとおこがましいほどバッテリーが持たない(持続3時間, スタンバイ4時間)。
Media Playerが入っているから動画も再生できる。
しかしまともには再生してくれない。
昔のYou Tubeサイズの低画質なものや、わたしの投稿したノベマスくらいフレームレートが低いもの、それくらいならまともに再生できる。
おまけにまともに再生してくれない(極端に紙芝居になる)だけならまだしも、全く再生しないものまである。
わたしは使う予定はないがメーラーもあるのでLAN経由でメールもできる。
しかしメモリーがオーバーフローするからこまめに削除することを薦められている。
同じマイクロソフト製品にもかかわらずFEPが何か違う。
「まる」としても「○」には変換できない。
外付けでマウスを付けられるのは便利だが、カーソルがヌルヌル動いてビミョーに使いにくい。
ひっくり返して空気穴から中を覗いてみた。
1608のチップ抵抗やチップコンデンサが多用されている。
実装密度もかなり低いから基板の層数も異常に少ないのだろう。
昨今のスマートフォンのように実装にカネかかったような作りとは正反対だ。
そりゃあ分厚くもなるし、そりゃあバッテリーの場所も確保できなくて持ちが悪いのも頷ける。
それでもいいなら買え!
だから安いのだし、わかってて買う分にはお買い得だ。