地震を免れた その６

もうすぐ震災から１０日がたつ。
これで電気とガソリンが整えば、直接的な被災地以外は平常運転になるだろう。

しかし。
まだ電気もガソリンも整ってはいない。



その状況下で街はどうなのか？

まず、走っている車が幾分減っている。
ガソリンがないんだからしょうがない。
ガソリンがあったとしても、通勤用に取っておくガソリンを休日のレジャーで浪費するわけにはいかない。
まあ、あたりまえか。

それから、店がやや暗い。
一部のパチンコ屋のようなバカ者を除けば、かなりの店はネオンを消灯したり店内の蛍光灯の点灯を半分にしたりして電力需要の削減に貢献しているようだ。
アメリカなんかでは地区の夜の明るさと犯罪率とは明確な相関があるので、必ずしも夜の照明を消灯するのは得策とは言い難いのだが、まあ皆やればできるということなのか。



いや、それ以上に注目するところがある。
店の客が激減しているではないか。

みな不謹慎厨ギミだからなのだろうか。
これはガソリンがないから遠出できないからなのだろうか。
これからの会社や給料が心配で出費を抑えているからなのだろうか。
あんなことがあったから休日に出歩いてもちっとも楽しくないからなのだろうか。
・・・いやきっと少しづつ全部当てはまる。

誰かがレジャーを楽しんでいるのを見たら反射神経的に不謹慎だと叩くのは感心しない。
普段どおりにしても大丈夫なヤツは普段どおりにすればよろしい。
だが、物理的制約により普段どおりにできないのは如何ともしがたい・・・。



リーマンショックの後でもこんなことはなかった。
あまりにも個人消費が落ち込みすぎているのが気がかりだ。

気がかりといえば・・・
はやての全力全壊なみの被害を出したあの東電のＳＳ級の失態のおかげであまり表には出てこないが、みずほ銀行のも時期が時期だけにＳ＋級の失態になる危険性が十分にある。
お上から業務改善命令で「すこし頭冷やそっか？」と実際に何度言われたんだっけかね・・・。
これもこれで非常に気がかりだ。
どうもみずほ銀行は何年かに１回の割合で定期的に大ポカを繰り返しているような気がしてならない。
最悪もう大ポカしていいから、少なくとも株主以外の他人を巻き込むのだけはやめれ。



早く元にもどってくれ。
でなければ、これから日本はリーマンショック以上の不況に突入しかねない。

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追伸：

台湾と韓国の態度の違いを比べてみたい。

台湾は民間だけで２１億円も義援金を送ってくれた。
被災者の態度に敬意を示してくれた。

一方。

韓国は火事場泥棒や募金詐欺で何人もの逮捕者が出た。
募金を中止しむしろ日本に土下座させろという論評がいくつも掲載された。

馬脚を現すとはこういうことを言う。