教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ディズニーランドの強さの秘密

2016-07-09 12:03:13 | オタネタ全般
どこぞのネズミの国でバイトしている人と話をした。
そこでわたしは、いかにディズニーランド/ディズニーシーがすごいかということを思い知らされたのだった。

それは何か?

まあ順番に記そう。



まずこの人は園内で接客のバイトをしている人だ。
バイトだけなのか正社員も含むのかは不明だが、従業員には閑散期のみ有効なチケットを無料で配られるらしい。

これを聞いてどう思う?

「まあなんとうらやましい!」
と感激する人は、たぶん専業主婦か学生だ。

社会人ならわたしの言いたいことがたぶんわかるだろう。
世の中にいる大部分の従業員は、休みの日まで会社にかかわりたくないと思っている。
わたしの会社でも、休みの日には会社の前の道路を通りたくないというヤツは大勢いる。

そんな会社で自社のチケットを配ったらどうなる?

ふつうは社外の知り合いの誰かにタダで配っておしまいである。

しかし!

ディズニーはそうではない。

このディズニーの中の人をふくめて同僚の多くは、バイトが休みの日にわざわざディズニーに遊びにくるというのだ。
しかもそれだけでは足りず年間パスポートを買おうかとすらしているのだ。

これは驚くべきことだと思わないか!?

うちの会社がこれほど従業員に愛されるなんて絶対にありえない!!



まだある。

ディズニーの園内で接客している人のほとんどはバイトらしい。
正社員は事務方で園内にはめったにおらず、たまに見回りに来たり、ブチ切れて手がつけられない客に対して大駒投入のために出てきたりする程度らしい。

ふつうの会社ではバイトを含め非正規の人の多くは正社員でない待遇に不満がありそうなものだが、ディズニーはそうではないようだ。
園内で接客していて、お客さんも楽しい、自分も楽しい、そんな生活に満足していて、事務方の正社員になりたいとは全く思わないらしい。

これも驚くべきことだと思わないか!?

バイトと正社員を使い分けたい雇用側とバイトのままでいつづけたい従業員側が、これほどまでに希望を共有できている職場が他にどれだけあるというのだ!!



どこぞのブラック企業大賞を受賞した居酒屋チェーンのオーナーにしろ、たかがバイトに身を粉にして働いて会社につくして当然というアタマのネジの飛んだ経営者が多いなか、ディズニーの経営はその正反対のアプローチで世界の最先端をいっていた。

わたしはとりたててディズニーが好きとかどうとか思ったことはない。
すごいのは認める。
しかし、どうすごいのかは説明できなかった。
その一端がわずかにわかった気がする。