教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

予想外にすばらしかったクオリディア・コード

2016-09-25 12:56:04 | オタネタ全般
クオリディア・コード、これ見ただろうか?

第1話では、見る気がしないほどではない、というほど低評価だった。
第3話では、もう切ろうかいな、というほどさらに評価が下がった。

正体不明の異次元から現れた謎のバケモノ。
そのバケモノとは全く意思の疎通はできず、地球の存亡をかけて人類が交戦に入る。
にもかかわらず設定考証には全く力が入っておらず基本的にキャラモノ、ようするになんちゃってバトルのねぇちゃんがかわいいだけのアニメ。
かといってキャラモノにもかかわらず顔の作画崩壊があまりにひどく頻出し、低予算さを嫌でも感じてしまう。

3か月もすれば視聴者の大部分が名前すら思いだせない、そんなどこにでもある路傍の石にすぎない量産型アニメだと思った。

しかし!

このアニメはおもしろかったんだよ!

なぜか?

実は思いのほかストーリーがちゃんとしていた。
ここでそれを書いたらネタバレになるため書くのをためらうほどだ。

なんちゃってバトルのねぇちゃんがかわいいだけのアニメ、ではなかったのだ。

ストーリーが全くなければ、1クール済んだあとに
「えっと、あれってどんな内容だったっけ・・・?」
としか記憶にのこらない。

とある、なぜか女しか扱えないパワードスーツを着込んで戦う某ハーレムアニメなど、第3期がどんな内容だったかをいまここで説明できるヤツがどれだけいよう?

クオリディア・コードは、大変残念ながら第3話まで見た限りの印象ではそれそのものだが、最後まで見れば実はそうではなかったのだ。



これだけおもしろければ作画崩壊すら楽しめる。
シリアスシーンで変な顔キター!!と、本来あるべき姿を越えて作品を堪能できてしまうのだ。

昨今では、キャラモノであることに力が入りすぎ、ストーリーは極力テンプレで親しみやすいかわりに全く中身がない、そんなアニメが多すぎた。
そして見るべきところがキャラの可愛らしさだけしかないがために、作画崩壊に誰もがガマンしきれない。

願わくば、もう少し多くのアニメがクオリディア・コードと同じ目線であったらよかったのに。
そう思う今日このごろである。