魔法少女まどか☆マギカがおもしろい。
何がおもしろいって、冷静な判断の結果と感情の判断の結果が食い違うところを見せるのが巧いからおもしろい。
恐らく、キュゥべえの思想は首尾一貫している。
キュゥべえにとっての目的は宇宙の延命である。
(宇宙を延命しなければならないというストーリーはいくつかのハードSF作品でも描かれていて、そこでは現在の宇宙からの脱出や歴史の改変などの手段が検討されるストーリーもあるが、キュゥべえの選択はそうではなかったし、そもそもそういう検討をした挙句に無理だと結論を下したのかもしれないが、そこは作中では描かれていない。)
キュゥべえは手段として地球人の命を使うことで宇宙の延命を図る方式を採用した。
キュゥべえにとってはトータルでの損得を考えれば個別事情など些細なことだというに違いあるまい。
なんかこういうの、どっかで聞いたことないだろうか?
そう、この思想はまさしく全体主義そのものである。
日本を含む今の先進国は個人主義である。
だからキュゥべえの全体主義とは激しく対立する。
だからキュゥべえのセリフには説得力が伴わない。
とはいえ。
日本でも必ずしも個人主義がまかり通るわけではない。
都市計画法などは全体主義的傾向のものだが、これはあったほうが良いのは間違いなかろう。
これが中国にいくと全く事情が異なる。
中国では土地は個人では所有できない。
おまけに、お上の裁量でカンタンに立ち退きが決定する。
銭さえあれば土地の有効活用プランはカンタンに通るので、トータルでの損得を考えれば中国式のほうが益が出る。
中国では、役人の袖の下さえ潤してやればお上のお墨付きで少々の傍若無人な開発を強硬できるようになってしまうので、ある意味で大変ビジネスをやりやすい・・・なんていう話を聞く。
だが。
そこに家を建てて住んでいた個人にとっては、二束三文のはした金で不動産を奪われるのでたまったもんじゃない。
はたして不動産を奪われる個人を納得させることは可能なのだろうか?
中国の強権的な国策による発展は望ましいものなのか?
結局のところ、どちらが良いイデオロギーのか?
キュゥべえなら、まず迷うことはない。
何がおもしろいって、冷静な判断の結果と感情の判断の結果が食い違うところを見せるのが巧いからおもしろい。
恐らく、キュゥべえの思想は首尾一貫している。
キュゥべえにとっての目的は宇宙の延命である。
(宇宙を延命しなければならないというストーリーはいくつかのハードSF作品でも描かれていて、そこでは現在の宇宙からの脱出や歴史の改変などの手段が検討されるストーリーもあるが、キュゥべえの選択はそうではなかったし、そもそもそういう検討をした挙句に無理だと結論を下したのかもしれないが、そこは作中では描かれていない。)
キュゥべえは手段として地球人の命を使うことで宇宙の延命を図る方式を採用した。
キュゥべえにとってはトータルでの損得を考えれば個別事情など些細なことだというに違いあるまい。
なんかこういうの、どっかで聞いたことないだろうか?
そう、この思想はまさしく全体主義そのものである。
日本を含む今の先進国は個人主義である。
だからキュゥべえの全体主義とは激しく対立する。
だからキュゥべえのセリフには説得力が伴わない。
とはいえ。
日本でも必ずしも個人主義がまかり通るわけではない。
都市計画法などは全体主義的傾向のものだが、これはあったほうが良いのは間違いなかろう。
これが中国にいくと全く事情が異なる。
中国では土地は個人では所有できない。
おまけに、お上の裁量でカンタンに立ち退きが決定する。
銭さえあれば土地の有効活用プランはカンタンに通るので、トータルでの損得を考えれば中国式のほうが益が出る。
中国では、役人の袖の下さえ潤してやればお上のお墨付きで少々の傍若無人な開発を強硬できるようになってしまうので、ある意味で大変ビジネスをやりやすい・・・なんていう話を聞く。
だが。
そこに家を建てて住んでいた個人にとっては、二束三文のはした金で不動産を奪われるのでたまったもんじゃない。
はたして不動産を奪われる個人を納得させることは可能なのだろうか?
中国の強権的な国策による発展は望ましいものなのか?
結局のところ、どちらが良いイデオロギーのか?
キュゥべえなら、まず迷うことはない。
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