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教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

現代踏絵物語

2009-06-18 00:00:42 | オタネタ全般
あるところにひとりのエンジニアがいた。(注:わたしではない)

その男は多少の絵の心得もあった。

ある日なにげにルーズリーフに気紛れに、 こなたの絵を描いてみた。
そして実験室入口すぐの床の上に、こなたの絵を何気なく置いておいた。

しばらくすると、実験室入口で盛大にコケたヤツが現れた。

彼はしまつが悪そうにこう言った。
「踏めんかった・・・」

彼が隠れキリシタンだとバレた瞬間だった。
いやこの場合、隠れラキスティアンか。



なにも萌え踏み絵は彼が発明したものではない。
なにが起源なのかは知らんが、少なくともわたしが知っている最も古いものは秋葉原駅の路面に描かれたギャルゲー広告からである。

たしか10年くらい前だった。
LeafのTo Heartがプレステに移植されたときだ。

当時、秋葉原駅の路面にマルチの絵がデカデカと描かれていた。
これの脇でしばらく観察しているとなかなかおもしろかった。
多くの人が何の気にもとめることなくズカズカと踏みつけていくなか、ときどきマルチの絵を踏まないように遠回りして歩くヤツがいた。

遠回りして歩くヤツらは、ナップサックに丸めたポスター挿しているようなアキバ系野郎ではない。
目を三角にしててウッドランドカモフラージュのミリタリーファッションで歩いているヤツもマルチを避けて歩いた。
ビシッとネクタイ締めた金融系サラリーマンみたいなヤツもマルチを避けて歩いた。
志を等しくする同士は、別に「いかにも」系のヤツらばかりではなかったのだ。

彼らははたして隠れキリシタンだとバレたのを知っているのだろうか。
踏み絵の広告があたりまえとなり避けて通るヤツもいなくなった現在、もはや当時のそれを知るよしもない。

たしか今の踏み絵は “おまもりひまり” だったっけな。


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3 コメント

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Unknown (mura)
2009-06-18 00:21:34
今私の住んでいるところではそういう広告は実際に見たことはないですね。
見つけたときは脇で少し眺めてみようと思います。

秋葉原は小学生のときに父と行ったきりであの時の事はもうあまり覚えてませんね。
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ほかでは (教団「二次元愛」教祖)
2009-06-18 21:04:36
わたしも秋葉原以外では見たことないですねぇ・・・。

あるとしても、池袋の乙女ロードとか、コミケ最寄り駅の国際展示場前とか、それくらいに限られそうな気がします。
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Unknown (mura)
2009-06-19 00:04:35
あー、やはりそういったところ限定なんでしょうか。
やはり、私の家からは遠そうです。

あとブログへのコメントありがとうございました。
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