教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

艦これで泣いた

2013-10-14 23:05:35 | オタネタ全般
【艦これ】 艦娘100名最期の言葉 【音声付き再編】
http://www.dmm.com/netgame/social/-/gadgets/=/app_id=854854/



本週末は 艦これべったりだったわけだが。
↑この動画を見て泣いてしまった。

これ、艦娘(=軍艦)が轟沈(=ロスト)したときのセリフのまとめだ。
そして、そのほとんどすべてが史実の第二次世界大戦で戦って沈んだ船であり、そのシーンを想像せずに見れないのだ。

士官はアメリカに勝てっこないことなどわかっていたろう。
だが彼らはそこから逃げ出さなかった。
それでも自分が戦うことが日本を守ることだと信じていたからだ。
艦だってきっとそうだろう。

英霊たちも艦娘たちも太平洋に沈んでいった。
だが彼らの守ってくれたおかげで日本はなお健在である。

日本は戦争ではコテンパンに負けた。
だが彼ら彼女らの成そうとしたことは見事達成できたのだ。

4日目で瑞鶴きやがった

2013-10-13 09:40:57 | オタネタ全般




我輩にアイマスを感染させた某氏からの伝染性の病ゆえに、艦これをはじめてしまった。

まだはじめて4日目なんだが・・・

瑞鶴きやがった!!!!!

ちなみに正規空母はイベント入手の赤城につづいて2枚目だ。
ネットで見てたらかなりの幸運のようじゃないかこれは。



> 47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/11(金) 09:02:27.09 ID:DPfuTgAV
> >>45
> 空母レシピ4回で全部駆逐艦の人もここにいるんですよorz



我輩も空母レシピ4回まわしたけど、水上機空母・軽空母・軽空母・正規空母(瑞鶴)だったぞ。

瑞鶴誕生時のレシピはたしか400/300/600/600(燃料/弾薬/鋼材/ボーキ)だったような。



ps:

瑞鶴かわいい。
やっと現れた目下のお気に入りだな。

弱点発見

2013-10-11 23:51:12 | オタネタ全般
「凪のあすから」を見た。

いや。
正確には途中まで見た。
前から1/3くらいのところで挫折した。

なぜか?

辛すぎて見れなかったからだ。

1話の1/3しか見ていない時点で言うのも何だが・・・
自分が守ってやらなければと思っている片思いの幼馴染の女の子が、自分以外の別の男と恋に落ちていく様を、なにもできずにじっと隣でながめているアニメ。
そう見えた。

なんか知らんけどみんなふつうに見てるんだが、ダメージを受けたのは我輩だけなのか・・・?



これと同じものを「ましろ色シンフォニー」でも味わった。

主人公と先輩とがにゃんにゃんし終わるのを、メインヒロイン以下数名でじっと待っているシーン。
あれも辛かったわ。



前期の「君のいる町」もけっこうきた。

たぶん我輩はそれ系が弱点なんだろな。

日本人の苦手とする製造

2013-10-10 00:49:30 | 科学
本来、日本人は製造業が得意だった。
だが今やビミョーな立場にある。

なぜか?

・・・というテーマでいろんな人がいろんな事を言っている。

割とメジャーな意見はここではあえて書かない。
ふだん誰も気がついていないことをここで言いたい。



そもそも日本人のする製造業の強みとは何か?

それは、すり合わせや最適化だ。
多くの人がいうようにだ。

非常に多くの専門家や熟練工が連携プレーして作らなければならないモノを作ること。
そして細部にまで手を抜かずに偏執的なこだわりをもって最適な条件を見つけ出すこと。
それが日本人が得意とするものだ。

たとえば初期の半導体はそうだった。
半導体メーカーは製造装置や設計ツールまで、生産に必要なありとあらゆるものを自分たちで作っていた。



では。
日本人の苦手とする製造とは何か?

わたしはシステマチックに理論から攻めて構築するラインこそが日本人の苦手とするものだと思っている。

かつて10年以上前になるが、わたしの勤め先では工場のラインで大勢の人をかかえていた。
彼らの多くはラインでの調整要員だった。
工場で作ったものを一定の性能に収めて出荷するために調整をする人たちのことである。

今はそういう人は1人もいない。
すべての調整箇所は電子的に可変できるように設計してあり、すべてプログラムを走らせて調整し、その結果をROMに収納するという方法で調整する。
この行程ではオペレーターはモノを持ってきてボタンを押して終わるのを待つという作業しかない。



かつて10連のヘリカルフィルタを調整できるという男に会ったことがある。
これがどれくらいすごいかはやったことがない人へは説明のしようがない。
誰でもできるのは2連まで、熟練してくれば3連くらいなら余裕だが、4連はかなり難易度が高く、5連になるとわたしなら手をつけもせずにあきらめるくらいのもので、10連が調整できるというのは信じられないくらいの高等技術だ。
その男は9連までならカンタンにできるが10連はかなりしんどかったと語り、当時なおさら驚いた。

だが、そういう人の需要はどんどん減っている。

現代の日本の工場では調整要員などいない。
電子的に調整し、ロボットで組み立てる。
そうなるとすり合わせや最適化の出る幕はない。

いやむしろその逆だという話まである。
ラインごとに細かな改善活動をしていくと、それぞれに独自の進化がおきてしまい、すぐにラインを転用することができなくなる、だから改善活動などしないでくれ、そんな話まである。
もはやそうなると日本人でなくても誰でもよくなる。



いまの日本の半導体は負け負けだが、実はこういう製造のパラダイムシフトが関係しているのではないかとふと思うところがある。

ジャパン・アズ・ナンバーワンだったころ、恐らく手作り装置みたいなので大学の実験室みたいなラインで半導体を作っていたのではあるまいか。

今はそうではない。
半導体工場はまるでSFの世界にでも来たかのように装置が整然と並んだ世界。
製造装置はほぼすべて買い物で、投入材料とパラメータの最適化だけは自前でやる。
設計ツールはすべて外国製の買い物で、デザインルールだけは自前で設定する。

日本人の得意なすり合わせや最適化に依存するところがどんどんなくなってきている。
かわりに、システマチックに理論から攻めて構築するところがどんどん増えてきている。

だとしたら。
日本人だってシステマチックにやればいいじゃないか?

と思うかもしれない。

しかし!

たしかに日本人はみずからに与えられた仕事にベストを尽くすことに関しては他国に劣ってはいない。
だが、隣でやっている人の仕事を全否定することがわかっていて、それでも根本からひっくり返して、全体最適なプランを押し通す・・・なんて事はまずしない。

「なんでここは○○なんてことしてるんですか?」
「そこ俺の担当じゃないけどさ、とはいっても何かおかしいような気がするのは俺も感じてるんだけどねー、はっはっはー」
というところで止まってしまうのが日本人なのだ。



日本の半導体が負けた原因は、
製造装置が買い物になったせいで製造装置メーカーから技術が流出した説、
日本の会社は外国の企業と協業したがらないために関連企業と連携プレーができず開発スタイルに無理があった説、
優秀な技術者を隣の国にどんどん引き抜かれて技術が流出した説、
特定の強みのある分野に集中的に投資をしてダメなところは大胆にカットするだけの采配を振れる経営者がいないから規模の論理で負けた説、
過剰に高品質なものを作りすぎてコスト高になった説、
・・・などなどいくらでもある。

だがそうではないかもしれない。
すでに日本人が得意とする土俵ではなくなってしまったのかもしれないということだ。
だとしたら二度と復活できない。



携帯電話だってその末路をたどった。
初期の携帯は、CPUからOSからファームからソフトからトランシーバICから何から何まですべて携帯電話メーカーで作っていた。

それが今はどうかというと・・
CPUのコアはARMの一択。
CPUはNVIDIAやQualcommなど選択肢がほとんどない寡占化。
RFも同じく寡占化で内製しているところなどない。
OSはアップルでなければアンドロイドの一択。
・・・そんだけ決まってれば自分たちですり合わせるところなんてそんなにないじゃんか、ということになる。

日本の携帯メーカーが負けた原因は、
NTTと総務省がやらかしたガラパゴス化による説や、
そもそも国外に打って出ようとせずに国内しか見ていなかった説、
海外のそれぞれの国で受け入れられるようにローカライズしようとしなかった説、
販売数量が少なすぎて上流を押さえている会社にマトモに相手にされなかった説、
皆が横並びで似たような製品しか作ってこなかったために共食いが起きた説、
・・・などなどいくらでもあるが、どれも当たらずしも遠からずで核心をついていないような気がするのはわたしだけではないだろう。

何もなかったから何から何まで自分たちで作って関係部署の人間をみんな集めてとにかく動くモノを作らなければならない時代だったからこそ当時日本の携帯は世界を制した。
今はそうではなくなったのだ。

すでに中国の山寨携帯なんて設計すら外注になっているらしい。
たぶんあと10年すれば、携帯電話なんてとりあえず動くだけなら個人でも作れるくらいの時代になる。
その時代に大企業が作る携帯に何の意味があるかと問えば、その答えをいま既に持っている会社はアップルしかない。
そしてアップルでさえ端末自体はとくにすぐれているわけでもなくむしろボッてんじゃないかというくらいで、そこに強みなど実はない。



自動車はいまのところすり合わせや最適化に強みを発揮する分野である。
だから自動車は強い。
だが、自動車もモジュール化が進んで単純なアッセンブリだけでできてしまう世界になったとすれば、それは日本の敗北を意味する。



これまで、半導体にせよ、携帯電話にせよ、リチウムイオン電池にせよ、液晶パネルにせよ、市場の立ち上がりのタイミングでは日本が独占していたのに、なぜ1兆円というような巨大な市場規模になったら負けだすのか、それがフシギでしかたがなかった。
だがこの分析で何となく的を得たような気がする。
でも、だからどうしろというところまではまだよくわからん。

人類最後の希望がそれでは…

2013-10-09 01:52:19 | オタネタ全般

突如地球に表れた謎の生命体による攻撃をうけた人類は絶滅の危機に瀕していた。
人類の兵器では敵にダメージを与えられなかった。
しかしなぜか敵から鹵獲した兵器があり、それをあやつる主人公一味だけは敵と戦えた。
人類最後の希望は君たちだ!


・・・という設定は案外多い。

シューティングゲームの設定でよくある。
今期のアニメを1話まで見たところで判断すると、蒼き鋼のアルペジオがそれにあたりそうな気がする。

しかし!

正直いってこの設定は悲しい。

まず第一に他力本願の度合いが強い。
敵から鹵獲した兵器が主戦力なんてあんまりだ。

第二に敵を倒せる兵器の製造能力が人類にないままだ。
再調達不可能な1機だけで何ができるというのもあるし、次来たら負ける可能性が高い。

そういうものには何か不安を感じるのだ。



これはわたしが何を重視しているかという根本的なところが世間と少しずれているところに起因する。

たとえば車のレース。

TVのマスコミは
「日本人ドライバーが活躍して(以下略)」
という表現を好む。

わたしはそういうのはどうでもいい。

日本製のエンジンが勝つかどうか。
日本車が勝つかどうか。
そちらのほうにしか興味がいかない。

ボディーの流体力学的な設計の話が書かれた文献はおもしろく読めたが、ドライバーの体験談ではわたしがおもしろく読めるとはとても思えない。

華々しい表彰台に上がり勝利を飾ることが重要なのか。
それともそれを成すだけの実力があることが重要なのか。
答えは明白だろう。

ワルキューレロマンツェの秘密

2013-10-08 19:07:29 | オタネタ全般
アニメ版ワルキューレロマンツェについて、すごい情報を入手してしまった。

なんと!
ヤツは地上波アニメでありながら、公式サイトのソースに「放尿」と書かれているのだという!!

なんだとwww

ということで自分の目でたしかめてみたところだな。



http://walroma.com/



本当だったwwwwww



ゲーム版公式サイトのhtmlソースに書かれている検索キーワードは

more & more
ワルキューレロマンツェ
こもりけい
Ricotta-リコッタ-
ワルモア

の5つだが、アニメ版公式サイトのhtmlソースに書かれている検索キーワードは

ワルキューレロマンツェ
ワルキューレ
ロマンツェ
ワルロマ
Ricotta
リコッタ
walroma
エロゲ
プリンセスラバー
エイトビット
こもりけい
騎士
ジョスト
橋本みゆき
甲冑
放尿

と16個に増えている。
うちゲーム版公式サイトと類似していないキーワードが半分ある。

けどね。
「放尿」だけ異彩を放っているわwww



google検索でもその埋め込みキーワードの威力は存分に発揮されている。

“ワルキューレロマンツェ”
と検索すると、ゲーム版公式サイトがいちばん上で、アニメ版公式サイトは上から4つまで下がる。

だが、
“ワルキューレロマンツェ 放尿”
と検索すると、アニメ版公式サイトがいちばん上なのだ。

さすが、にょげーの二つ名を持つプリンセスラバー!を創り上げたリコッタとこもりけい氏による後継作なだけのことはあるわ。

地上波でホントに放尿シーンがあるのかと思うと、これは見ずにはいられないっ!







どうやら「ワルキューレロマンツェ 放尿」検索で来られた方が多いようなので追記。
目的のものは↓こちら。

http://nyoeroryo2.at.webry.info/201112/article_10.html

ちょいと家を買ってきた

2013-10-07 18:36:11 | 経済/経済/社会
ちょいと戸建住宅を買ってきた。

めっちゃお気軽である。
だって安いんだもん。
ちなみに人に貸す用だ。

もともと格安だったうえにさらに下げたところに指値を突っ込んだら通ってしまったというのもある。
築古で100万単位で修繕費かかるんだが、それを見越しても安かった。

バブルのころはスーパーで大根を買うほどの気楽さで投資マンションが売れていったという話だ。
さすがにそこまでではないにせよ、ねぇちゃんがブランド物のバッグを買うほどの気楽さで買ってるかもしれないな(笑)。

さすがに1件目はびびった。
物件ってどうやって選べばいいのか。
収益ってどうやって見積もればいいのか。
リスクの見当ってどうやってつければいいのか。
かつてはそういうところから考え始めたからすごく悩んだ。

でも今はそんなことから考え直すことなどない。
だから出物があればめっさお気軽に食いつける。



なお、売主は90歳近い婆様。
子供がおらず、旦那に先立たれ、自らは老人ホームで暮らすという。
1人では遠出できないため兄弟に連れられて契約しに来られた。

お嫁に来てから旦那様といっしょにコツコツとお金をためてやっとの思いでたてた我が家。
なのに自らは老いて老人ホーム暮らしとなり、固定資産税を納めるくらいのことはできても家の維持管理もろくにできないためネズミとハトの巣になったとしても何もできないと気付いてしまい、もう再びその自宅で暮らすことはできないのもわかってしまった。
だから売るのだという。
家に対しての思いを口にしないではいられなかったのだとか。

家には人生が詰まっているということにあらためて気が付いた。
不動産投資をしているとそういう事はふだん思いもしないからだ。

わたしはそんなふうには見ていない。

構造と物件価格と築年数と表面利回りはいくらか、
更地価格が推定でいくらで、
維持費がどんなもんか、
人に貸したらいくら取れて、
空室の可能性はどれくらい、
周囲の類似物件に対しての競争力は何か、
自分自身で提供することになる労力はどれくらいか、
ローンを引っ張ってくる手口はどうしよう、
これがしくじったときのリスクは許容範囲になるか、
etc...

わたしは人生を買うつもりでは買っていない。
投資用の固定資産のつもりで買っている。

基本的にそういうことしか考えていない。
こんなことを言うと守銭奴のようだが、ようするに銭だ。
資産運用なんだからそんなものさ。

今回のこれ、築年数相応にボロッちいので何をどうやってリフォームするかとしか中身を見ていなかったのだが、ちょっと見方が変わってしまった。
「いい人に渡って良かった」と言ってくださったのがせめてもの救いか。



追伸:

どうやら家というものはたくさん持っていれば持っているほど執着がなくなるもののようだ。
まあ、自宅を買ってしまうとそのローンの完済が定年間際、なんていうと強い執着が出るのもわからんでもないが。

アメリカがデフォルトしたら何がどうなる?

2013-10-06 00:03:59 | 経済/経済/社会
「アメリカがデフォルトするかもしれない」

なんだかもう「毎度おなじみちり紙交換です」に近いくらい茶番化しているような気がしないでもないようなだが。
まあそれは置いといて。

「アメリカの国債をいちばんたくさん持っている日本が一番大きな被害を受ける! 日本もデフォルト必至!」

なんて言っているヤツもいるが。

これは本当か?

何がどうなるかを順番に考えてみれば何かわかるかもしれない。
とくにアメリカの外で何が起きるかを重点的に想定してみよう。

まずはじめに起きることは?

アメリカの法律で決められた政府債務の上限に達する。
すると新たに米国債を発行できなくなる。
ということは合衆国政府の手持ちの現金があっという間に底をつくので、
つまり政府からの支払いがなくなる。

これによってまずはじめにダメージを被る者は?

米国政府から支払いが来るのを待っている人。
ひらたくいえば米国政府の債権者。
つまり米国債保有者。

米国債保有者は満期に償還がなかったらどういう行動に出る?

米国債保有者は米国債保有者で自分のかかえている債務が到来したら支払わなければならない。
そのために換金する予定だった米国債があてにならないとすれば、他から調達してこなければならなくなる。
短期的にドルを貸していたヤツへは
「いま俺もドルの手持ちがないから次はおまえには貸せない」
となる。
つまり米国債保有者がドルを貸している他のヤツにしわ寄せが来る。

それは誰か?

アメリカ国内の債務者はもちろんそうだが、それはアメリカ国内なのでとりあえず置いといて国外の話をしよう。
アメリカ国外でいえば、外国にドルを貸しているよりも、外国にドルを借りているほうが額が多いヤツがよりダメージを食らうわけだ。

では日本はどうか?

日本は
「おまえ俺のドル返せ!」
と言う立場にある。

日本がいちばんたくさん米国債を持っていることからして損害額は日本がいちばん大きくなる可能性はある。

だがいちばんヤバいのは日本ではない。
「おまえ俺のドル返せ!」
と言われる立場にある側のヤツで、かつ代物弁済できるモノも持っていない国のことだ。
そういう国はあっという間にデフォルトの瀬戸際に追い詰められる。

とはいっても米国債の償還がしばらく滞るだけであって、直ちに評価額が$0になりはしないような気がするが。
だいたいドルに代わる決済の手段なんてそうない。
金(gold)を現金輸送車で持ち運んで決済するなんてのはナンセンスだしさ。

決済の手段としてもドルではなく米国債をそのまま受け渡しする世の中になるなんてことも十分考えうる。
そのときの評価損がそれほど大きくなければ、日本の資産の毀損はそれほど大きくはならない可能性もある(とはいっても日本経済はリーマンショック級またはそれ以上の冷え込みを食らう)。

では通貨はどうなる?

大半の新興国はドルを借りるほうが多いこともあって、大半の新興国通貨は対ドルで大幅下落する。
「アメリカが破産したからウォンで持っていた資産が紙切れになった」
という一見ツジツマが合わないようなことがふつうに発生する。

貿易の決済で使える通貨なら紙切れになるなんてことにはならないはずだ。
支払いを受ける立場の側にとっても、ドル以外に流通する(自分が支払う立場になったときでも貿易の決済に使える)通貨で支払いを受けることには意味があるからだ。

その条件に文句なしに当てはまるのはユーロと円。
元も当てはまるような気がする。

とはいってもユーロや円が対ドルで値上がりするか値下がりするかまではよくわからない。
ただしユーロや円は対ドルで紙切れになるほど絶望的に暴落するとは想定していない、とは言っておく。



もしアメリカのデフォルトに備えるなら。
もし円やドルではない第三国の通貨に避難させようとするなら。
よく考えてから始めたほうがいい。

金(gold)に避難することには意味があるかもしれない。
ドルを札束でタンス預金することには意味があるかもしれない。
だがくれぐれもウォンの外貨預金で避難した気にはならないように。

「日本人は零戦をもっと学ぶべきだ」への反論

2013-10-05 00:37:19 | 科学
日本人は零戦をもっと学ぶべきだ
http://yunogami.net/webronza/130906.html



日本の半導体はもうダメだ論者で有名な湯之上氏。
だいたい一理あるっぽい記事が多いのだが、上記記事にはちょっと反論したくなるところが多いのでそれをここで書きたい。



>  零戦は高高度性能、高速性能、防弾性能に問題があった。米国の戦闘機グラマンは、この零戦の弱点を突くために、高高度からの一撃離脱戦法で攻撃し、零戦を次々に撃墜していった。



これは、日本がマトモに水冷エンジンを実用化できなかったからだと思われる。

水冷エンジンを実用化できなければ、空冷で冷やせる程度の熱損失しか許容されず、ようするに大出力のエンジンを作るための致命的な弱点となる。
大出力のエンジンを作れなければ、(分厚い鉄板を必要とする)防弾性能の高い、(旋回性能はどうでもいいからとにかく大出力でありさえすればいい)高高度からの一撃離脱戦法に向いた戦闘機は作れない。

ついでにいうと末期には空冷でも2000馬力近い性能をたたき出した誉というエンジンもあるが、構造が複雑なため故障が多くメンテにも難があったという悪評も聞く。



>  とくに、零戦の防弾性能の貧弱さは、致命的だった。海軍が要求する通りの(当初不可能と思われた)格闘戦性能や航続距離を実現するためには、機体を極限まで軽くする必要があった。そのため、パイロットを守る防弾壁が設置されなかったのである。その結果、何より貴重なベテランパイロットを、日本海軍は次々と失うことになった。



零戦の防弾性能の貧弱さは本当だ。
だが1点だけ擁護できる点がある。
エンジン本体の被弾性能だけは日本軍のほうが高かったということだ。

水冷エンジンは被弾して水が漏れだしたらあっという間に温度上昇してブチ壊れる。
これは現代の自動車でも変わらない。

日本軍はあまり水冷エンジンが使われず空冷エンジンばかりだったため、被弾しても水が漏れるなんてことにはならず、たとえばヒートシンクが一部ひん曲がるという航行可能な程度のダメージで済むこともあり、必ずしもあらゆる点で零戦の防弾性能が貧弱だったというわけでもない。



>  さらにもう一つ付け加えるなら、零戦は登場したときこそ、他国の戦闘機を圧倒的に凌駕した。しかし、開戦後は、大きな技術開発は行われず、(海軍の命令にしたがって一見どうでもいいような)マイナーチェンジばかりを繰り返した。そうこうしているうちに、米国に追い付き追い越されてしまった。



なぜ水冷エンジンが難しいかというと、水が漏れないほど高い型抜き精度が要求されるからだと思われる。
こういう基礎技術は一朝一夕にどうにかなるようなものではない。
日本の工業製品の品質が世界一になったのは戦後しばらくしてからであって、当時の日本は他の列強の工業製品に比べて品質が良かったとはとても言えないのだ。
(とはいってもマグネトロンは世界一だったとか、細かいところを見ればすごいものはあるけど)

そしてその制約の中で少しでもいいものをというとマイナーチェンジに頼らざるを得なかったという点があったのだと推測される。

ついでにいうと、水冷エンジンが全くなかったわけでもない。
靖国神社の資料館には水冷エンジンの航空機(たしか彗星だったような)が展示されているので、興味があれば見にいってみるといい。

たしかに零戦はグラマンを圧倒した。
しかしそれは氏の言うような技術的優位性があったからという理由ではない。
設計コンセプトが優れていたからだ。

これは
「ロードスターとGTR、ジムカーナで競ったらどっちが速い?」
というようなものだ。



>  最終的に戦争は物量がものをいう。2カ所しかない製造工場で製造方法や部品の標準化および共通化ができておらず、一機一機、名人の職人芸で製造していたのでは、最初から勝ち目はなかったとしか言いようがない。



部品の標準化および共通化ができていなかったのは確からしい。
死んだじっちゃんも
「旧日本軍には銃が2種類あって、それぞれで弾を融通しあって使えない困った設計だった」
と言っていた。

しかし。
名人の職人芸で製造していたのには理由がある。

アメリカでは材料と燃料が豊富にあった。
日本は材料も燃料も不足していた。

アメリカでは人件費を安く抑える必要があり、材料や燃料を多少無駄遣いしてもいいから、限界性能をたたき出そうとしなくていいから、期間工でも大量生産できる仕様にする必要があった。
日本は材料や燃料を抑える必要があり、総体的に製造工数が安く見えたため、多少工数がかかったとしても性能を向上させることに意味があった。
その違いがあったからだ。

別の例でもこういう違いが出ることがある。
木材が高価だった江戸時代以前(木材は燃料としても用いられ、しかも輸入もなかった時代)、職人の工数がかかるが高価な木材を要所要所にだけ重点的に用いる在来軸組工法が発展した。
アメリカでは住宅の供給難に陥ったとき、期間工でも大量生産できるツーバイフォーが開発された。
それと同じことだ。



ミリオタでもない我輩があんまり語ると怖い人が出てきそうなのでこのへんでw

セガは正しい

2013-10-04 00:00:58 | オタネタ全般




なんか知らんけど、これ不適切発言ということで謝罪文出すことになったようだ。

だがしかし!
この発言は正しい!!

昔は
「○○はメシより好きだ」
と言ったものだ。
日本がそれほど豊かでなかったころの名残で、80年代まではこの言葉はよく使われていた。

ゲームが好きなら、本当にゲームを何よりも愛しているなら、衣食住をけずってでもゲームで遊ぶべきだ。

わたしだってそうだった。
大学生のころ、ろくに服も買わず、食費をけずって、値のはる真空管やトランスを買って電子回路工作で遊んでいた。
だから今その道のプロになった。
それが正しい大学生活だと今なおわたしは信じて疑わない。

嗜好品を買うために食費をけずれないようなヤツはまだホンキになれていないんだよ。

東京エレクトロンとAMATの合併について

2013-10-02 00:10:23 | 科学
東京エレクトロンとAMATが合併した。
AMATに対して東京エレクトロンは最近ちょっと分が悪いような気が・・・という状況のさなかのことだった。

これ、いちおう名目上は対等合併ということになってはいるが。
じつはAMATのほうが倍以上も時価総額が大きい。
実質的には対等合併とはいかんだろこれ・・・。

半導体屋さんでいえば、東芝のNANDフラッシュを除いて日本はマスマーケットでは全敗に近い。
NEC、日立、三菱、富士通、パナの半導体は完敗した。
日立と三菱に加えてかつて世界1位だったNECまで合併してできたルネサスが業界売上ランキング世界11位っていったいどういうことだよ・・・。

ステッパーでも日本は敗色濃厚だ。
キャノンは液浸やってないどころかArFもないようだし、ニコンでさえどんどんシェアを失っている。
もしEUV露光機が実用化された日にはニコンのこの事業なくなるんじゃあるまいか。

半導体製造装置の頂上決戦であったAMATと東京エレクトロンの一騎打ちは今回のこの件で勝負ついた。

テラダインとアドバンテストはまだいい勝負しているような気がする。

ディスコの強さだけはなお圧倒的だ。



業界の人間はルネサスに国の資本を注入してとりあえず延命させたくらいでこの先何とかなるとは誰も思っていない。
今となっては日本にプレーヤーがいない以上は半導体産業復活を願う声も非現実的な話に聞こえてくる。

もし日本が半導体で負けたと言わせない状況になるとすれば・・・

たぶんそれは、半導体の製造ラインが完全にコモディティー化して銭さえあれば誰でも作れるくらいにまで技術が停滞かつ陳腐化したときだろう。
それがいつ来るのかはわからんが、まあ少なくとも微細化限界に到達した後の話になるはずだ。

もし
「半導体? そんなもん日本で作らずに人件費と電気代の安い途上国で作らせてそれを安く買いたたいたほうがいいに決まってるだろw」
というくらいにまでなれば、その状況は日本が半導体で負けたとは言わない。

たとえばTVの組み立てなど今すでにその通りになっているでしょ?

美希と俺で祝うクリスマスケーキ

2013-10-01 00:02:28 | オタネタ全般


http://www.family.co.jp/topics/2013/130927_01.html

> 【商品名】 アイドルマスター
> ハニーのためクリスマケーキ
> 【税込価格】3,990円
> 【内容】アイドルマスターに登場する小悪魔系アイドル、星井美希がお届けするスペシャルなクリスマスケーキ。765プロダクションの入ったビルを横切る流れ星をイメージしたケーキにセクシーなクリスマス衣装に身を包んだ美希がよりそいます。
> 1~2人向け ローソク5本付き






アイマスの1人用クリスマスケーキだと!?
すばらしい!!
これは買わねば!!!

・・・と思ったのだが。

4000円だとwww
高すぎるwwwwwwwwww

どれくらいが妥当なのかちょっと見当つけてみるか。

リンク先のpdfにある商品のうち、よそでも全くおなじものが入手できるものがある。
ドンペリの2004である。
お値段22,000円。

これを価格.comで調べてみる。
最安値は13,700円。

ということは・・・
軽く6割はのっけてるってことだ。

この比を美希のケーキに加えてみると・・・
2,480円。

フィギュアの出来栄えを察するにもう少し安くてもいいような気もするが、まあこれくらいが妥当なとこだろ。
4000円出しても買うかどうかは諸君らの気合にまかせる。



ってか、美希って小悪魔系だったっけ?