春のお花見散歩で松本城を訪問中のベコ。
それでは、お城の入口である黒門をくぐりましょう。
ちなみに、この石垣は「野面積み」でしょうか?
バラバラの石を組みながらも安定した積み方です。
さて、門をくぐると一本桜がお出迎え。
ベコ「いざ、入城だべこ!」
きれいなソメイヨシノですね。
そして、現れたのがこちら!
おーっ、出ました!
松本城の天守です。
ベコ「枝垂れ桜も満開だべこ!」
堂々たる天守に、ちょうどいい具合に開花しています。
黒塗りの天守が印象的。
ちなみに、中央の大天守の右側にあるのは乾小天守。
北アルプスの山並みを背景にいい感じです。
松本城ならではの風景ですね。
そして、天守の隣にある枝垂れ桜もお見事。
樹齢は分かりませんが、かなり年季が入ってそうです。
お見事!のひとことですな。
ふむふむ
ふむふむ
ふむふむ
ちなみに、桜の向こうには天守待ちの観光客の行列。
今回、時間の制約もあって天守は断念です。
代わりに素敵な枝垂れ桜を間近で満喫できました。
ちなみに、敷地内には枝垂れ桜の他にも様々な桜が開花中。
こちらはピンク色の桜。
明るく華やかな雰囲気です。
一方こちらは真っ白のソメイヨシノ。
うん、これはこれで落ち着きます。
さあ、それでは松本城を後にして、次の桜スポットへまいりましょう!
つづく
<べこたびinformation>
松本城(その2)
桜も見頃の松本城ですが、築城は戦国時代。当初は「深志城」と呼ばれ、小笠原氏が城主だったそうです。その後いったん武田信玄の支配下に置かれたものの、本能寺の変に乗じて小笠原氏が奪還。松本城と名を改めたのだそうです。
そして松本城や城下町を整備したのは、小笠原氏の後を継いだ石川氏。徳川から豊臣に寝返ったことで有名な石川数正と康長の父子です。
息子の康長は父の後を受けて、天守をはじめ松本城や城下町の基礎を固めたのだとか。貢献度・大です。
ちなみに、石川数正以降、松本城の城主はなんと6家23人に及ぶそうです。入れ替わり立ち替わりの印象ですが、最後の戸田氏は145年も城主を務めたそうで、やはり時代も安定したのでしょうか。
明治に入ると、火災に遭ったり、競売にかけられたり、天守が傾き解体の危機に見舞われたりと受難の連続。地元の人々の支援や募金活動で復活し、昭和に入り国宝指定されたのでした。
ちなみに戦国時代に築かれた大天守・乾小天守・渡櫓は戦いを想定した作りですが、江戸時代に築かれた辰巳附櫓・月見櫓は戦いよりも優雅さ重視の作りだとか。そうした点も見所かもしれませんね。