早春のベコたびで熱海を訪れているベコ。
次にやってきたのはMOA美術館です。
ベコ「山の上の美術館だべこ!」
熱海を見下ろす高台に位置する美術館です。
まずは光のエスカレーターで上昇しましょう。
全部で7つものエスカレータがつながっているそうです。
途中で現れるのが円形ホール。
まるで光のドームですね。
近未来的なアプローチの美術館ですが、展示品は東洋美術がメイン。
有名なのは尾形光琳の紅白梅図屏風。
天下の国宝です。
仏教美術も豊富に展示されていました。
曼荼羅は珍しいですね。
なるほど、仏教美術の宝庫です。
一方こちらは館内にある立派な能楽堂。
ベコ「おおっ、能舞台だべこ!」
なんと総檜造だそうです。
うーむ、迫力がありますな。
そして、迫力といえばこちら!
バーン!
豊臣秀吉の黄金の茶室です!
ひゃー、金ピカですね。
本物の金なのでしょうかね?
さて、館内をひと通り見学したら、ちょっと庭園に出てみましょう。
ベコ「梅は咲き始めだべこ」
うん、やっぱ梅はチラホラ咲きかな。
それにしても、年季の入った梅の木です。
そして、枝によってはそこそこ開花中。
風も冷たく、満開はまだしばらく先ですね。
さて、庭園からの眺めがこちら。
ベコ「熱海の海を一望だべこ!」
眼下には相模湾が広がります。
あのお城は熱海城かな?
海上に浮かんでいるのは初島ですな。
さあ、広大な美術館を歩き回ってベコもお疲れ気味。
館内のレストランで一服しましょう。
聞くところでは、けっこう有名なレストランだとか。
大行列でしたが、館内を見学している間にうまく順番が来ました。
ということで、MOA美術館の見学も終了!
今日1日、けっこう歩きました。
そして、これはホテルのバルコニーからの熱海の夜景。
ベコ「お疲れ様だべこ!」
夜の明かりがきれいですね。
熱海滞在も明日が最終日。
ぐっすり休んで、最終日を満喫いたしましょう!
つづく
<べこたびinformation>
MOA美術館
熱海の町を見下ろす山の上に建つ巨大な美術館。東洋の美術品を集め、国宝3点をはじめ多くの文化財を所蔵しているそうです。
有名なのは尾形光琳の紅白梅図屏風。毎年梅の季節に合わせての公開だとか。紅梅は樹木を描いているのに、白梅は樹木を画面の外に置いた構図とのこと。なるほど、言われて初めて気づきました。
一方、圧巻なのは豊臣秀吉の黄金の茶室。組み立て式の茶室で、時の正親町天皇(おおぎまちてんのう)のために京都御所に運び茶を献じたのだとか。
大阪城落城とともに焼失したらしいのですが、様々な文献資料にもとづき復元されたそうです。館内にはその他にも多くの展示品があり、なかなか見応えありです。
なお、お屋敷の並ぶ庭園は飲食店街かと思ったのですが、後で調べたら店舗は3軒のみ。他は復元された尾形光琳の屋敷や、移築された江戸時代の茶室や門とのこと。すっかり見落としました。
ただ、美術館全体にやたらと観光客が多いのにはびっくり。仏像や日本画などが多く、そこまで興味を引くとも思えませんが、伊豆山神社とは対照的にけっこう賑やかです。
一方、建物が大きい割に展示品は少なめの印象。観光客が疲れない程度に展示数を絞っているのかも。珍しく写真撮影OKなのは良心的で感心しました。
アクセスは熱海駅からバスで約10分。当日は伊豆山神社を訪れた後、途中の前山田バス停まで戻り、そこからMOA美術館行きに乗車。ところが、乗ってみると前山田バス停から美術館はすぐそば。歩いても10分程度と分かり愕然としました。