さて、今回から新たなベコ旅シリーズが始まります。
旅の目的地は2度めのイタリア!
前回の2012年はローマ、フィレンツェ、ベネチアを巡るイタリア三都物語でした。
一方、今回は緑のトスカーナ州とウンブリア州を巡る、自然と歴史の旅。
なかでも、トスカーナ州のオルチャ渓谷では世界遺産の絶景を堪能する予定です。
果たしてどんな旅になるのでしょうか。
乞うご期待です!
旅の始まりはいつもワクワク。
さっそく飛行機に乗り込みましょう。
今回は北京経由の乗り継ぎ便でイタリアまで合計18時間。
ベコ 「イタリアに向けて出発だべこ!」
高らかな雄叫びとともにテイクオフです。
とはいえ、計18時間のロングフライト。
しっかり腹ごなししないといけません。
ベコ 「いただきますだべこ!」
一見カレーライスのようですが、これは牛めし。
シンプルな食事です。
ところで今回の飛行機のフライト情報画面はちょっとユニーク。
いろんな角度から飛行状況を見れるのです。
ベコ 「お、コクピットだべこ!」
360度ビューもあってなかなか興味深い画面です。
とはいえ、18時間のフライトはなかなかハード。
目的地のローマはまだまだ先です。
映画を2本見て、ガイドブックを熟読してからしばしお昼寝。
それでもローマはまだまだ。
さらにイタリア語の予習をして、エコノミー症候群予防のために機内を軽くお散歩。
そうこうしているうちに、本日3回めのご飯となりました。
ベコ 「不思議な味だべこ」
なんだか、子供のころに食べた給食のソフト麺のような味でした。
そんなこんなで、ヘロヘロ状態でようやくローマ・フィウミチーノ空港に到着。
ベコ 「もう、ヘロヘロだべこ〜」
現地時間は19時過ぎですが、日本時間ではすでに夜中の2時。
さらにローマ市内までは空港特急のレオナルド・エクスプレスで30分。
夜のイタリアを移動します。
ベコ 「うー、眠いべこ~」
ローマ・テルミニ駅に着いたら買い物をしてホテルに入り、シャワーを浴びたら日本時間で明け方4時過ぎ。
いやー、乗り継ぎ便はホントにハード。
前後不覚の眠りについたベコでした。
しかし、翌日も夕方から再び移動です。
一路、ペルージャを目指します。
ベコ 「今日も移動だべこ」
ローマ・テルミニ駅から鉄道とバスを乗り継いで3時間半。
そんなこんなで、ようやく最初の目的地ペルージャに到着です。
ペルージャでお世話になるホテルに入るとそこは…
おおっ
おおっー!
これまたすごいホテルに来てしまったようです。
クラシックな雰囲気満点のホテルです。
それもそのはず。
ペルージャ旧市街ではもっとも格式の高いホテルなのだとか。
お部屋も立派です。
高級感たっぷり。
もしや、昔は貴族の館だったのかも。
バルコニーに出ると夜景が見えました。
ペルージャは小高い丘の上に広がる町。
周囲の町並みが見渡せるようです。
すぐ近くには教会も。
は~、これで長旅の疲れが癒せそうですね。
ま、何はともあれ、ゆっくり休むことにいたしましょう。
明日からいよいよ活動開始です!
つづく
<ベコたびinformation>
中国国際航空 Air China
今回は、北京経由の乗り継ぎ便で中国国際航空を利用。かつて何度か利用したこともあり、料金の安さで決めました。中国東方航空も料金の安さでは負けてませんが、スターアライアンス加盟の中国国際航空に決定。
ところが、今回は機体の到着遅れのため羽田〜北京便の出発が大幅遅延。あわや乗り継ぎ困難かという危機に陥りました。
結果的に無事に乗り継げたものの、北京空港での乗り継ぎ時間はほぼ30分。国際線の乗り継ぎは最低でも1時間は必要と言われる巨大な北京空港で、地獄の猛ダッシュで奇跡的に乗り継ぎました。
ちなみに、当日のパリ便やロンドン便へは乗り継げなかった模様。たまたま復路で乗り合わせたイギリス帰りの日本人の話では、なんと北京で2日間足止めにあったそうです。ホントに危機一髪だったのです。
そんな中国国際航空ではありますが、全般的にあまり心配はいりません。食事は正直オススメできませんし、機内の映画も本数が少ないものの、機体はちゃんとしてますし、値段の安さを考えたら十分選択肢。
なお、公式サイトから予約すれば事前の座席指定も可能で、オンラインチェックインは36時間前から。ただ、不思議なのは搭乗券を印刷して持参すること。旅行中にはプリンタもなく印刷できないため、結局オンラインチェックインは利用せずでした。
トレニタリア Trenitalia
日本でいうJRに当たる鉄道で、イタリアの国内移動では必須の交通機関。略称は「FS」で、列車の種類は大きく3種類あります。
今回は主に短・中距離区間を走るレッジョナーレシリーズとインテルシティーを利用しました。
切符の購入方法は、駅の窓口、駅の自動販売機、オンライン購入の3種類。そのうち駅の窓口は言葉の問題もある上、行列に並ぶ必要があるため利用せず。自販機は前回のイタリア訪問時にカードの支払いがうまくいかず苦労したため回避。ということで、今回は事前のオンライン購入により日本で切符を手配しました。
オンライン購入は日本語画面もあるため使い勝手は問題なし。希望の列車を指定して申し込むと、電子メールで切符が送られてきます。これを印刷して持参すればOKです。乗車前の打刻も必要なく、検札の車掌さんに提示するのみ。
インテルシティー以上では全席座席指定ですが、座席は自動で割り振られてしまいました。座席はほとんどがボックス席ですが、ボックス席では座席番号が横並びではないため、複数人で座席指定する場合は注意が必要かも。
なお、ローマ~ペルージャ間は直通列車があまりありません。「歩き方」によると直通は1日4~5便とありますが、昼間の列車はなんと2本のみ。1時間に1本くらいはあるだろうと思っていたため、大きく予定が狂ってしまいました。直行だと2時間半ですが、乗り換えだと3時間~4時間近くかかるため要注意です。
ちなみに、ローマのテルミニ駅のプラットフォームは1番線から25番線まで横一列に並んでおり分かりやすい構造。ただ、空港からのレオナルドエクスプレスが発着する25番線と、近郊路線のレッジョナーレが発着する1EST、2EST番線のプラットフォームは入口からはるか彼方。延々と歩くことになり、時間ギリギリに行くと間に合わないのでご注意を。
また、トレニタリアの車両自体はやや粗雑な作り。特にトンネル内での気圧の変化が激しく、ホントに耳が痛くてしかたありませんでした。