秋の紅葉巡りで那須を訪れているベコです。
2日目は那須高原へやってきました。
残念ながら昨日からお天気は打って変わってドン曇り。
ベコ「あちゃー、ドン曇りだべこ〜」
昨日は快晴だっただけに残念です。
そんななかでも、茶臼岳が悠然とそびえています。
特徴的な形の茶臼岳の山頂ですが、あれは室町時代の噴火でできた溶岩ドームだとか。
山頂の右下にロープウェイの駅も見えていますね。
あとで行ってみましょう。
そして、茶臼岳のお隣にそびえるのは朝日岳かな。
こちらはゴツゴツの山頂で対照的。
ちなみに、いまベコがいるのはツツジ吊橋。
ベコ「ひゃー、ゆらゆらだべこ〜」
そして、あろうことか周囲の紅葉はほぼ落葉!
なんと、見頃はすでに終わっていました!
ちなみに、周辺を少しトレッキングしてみるとこんな感じ。
やっぱり紅葉は終わっていますね。
お、ここらへんはまだ少し紅葉が残っていました。
木によっては、まだ鮮やかに色づいているものも。
不幸中の幸いでしょうか。
とはいえ、ほとんど落葉して遊歩道は落ち葉ロードでした。
那須高原は標高差が大きいので、紅葉はもう少し下の方なのかも。
さて、遊歩道を後にして訪れたのは有名な殺生石。
火山性ガスが噴き出しているので要注意です。
たくさんのお地蔵さんも無事を祈っていますね。
ちなみにこれは旅の安全を祈る千体地蔵尊。
一方こちらは教伝地蔵尊。
親不孝をして熱湯地獄に落ちたお坊さんなのだとか。
で、これがその殺生石。
悪者の狐・玉藻前(たまものまえ)の伝説がある殺生石は、もともと一つの岩石だったそうですが・・・
数年前にご覧のとおりパックリと割れてしまったのだとか!
なんとも不思議ですね。。。
そして、殺生石のお隣にあるのが那須温泉神社。
神話の時代から続く神社だそうです。
ここでも紅葉はおおむね落葉。
わずかに紅葉の名残を感じることができました。
本殿でお参りを済ませて旅の安全を祈りましょう。
それにしても、すっかり晩秋の様相の那須高原。
タイミングが少し遅かったようですね。
なかなか難しいところです。
ベコ「那須高原は大ハズレだべこ!」
期待していた茶臼岳のロープウェイも、駐車場が満車で断念。
すっかり調子ハズレの那須訪問となってしまいました。
せめて明日はお天気が回復してくれるといいですね。
つづく
<ベコたびinformation>
那須高原
茶臼岳のふもとに広がる那須高原。標高1,000m前後から300mあたりまで緩やかな傾斜地が広がりますが、扇状地なのだとか。
周辺には登山やハイキングのコースをはじめ、温泉、牧場、遊園地など様々な施設が揃う関東有数の高原リゾート地。皇室の御用邸もあり、どことなく高貴な雰囲気のある高原です。
そんな那須高原ですが、久々に行ってみたらとても不便でビックリ!とにかく観光客が多く、どこに行っても大行列。まったく身動き取れずに疲弊しました。
エリア内の交通も不便極まりなし。当初移動は循環バスを考えたのですが、あまりの便数の少なさと乗り継ぎの悪さに利用を断念。
レンタカー利用に切り替えたものの、今度は道路の大渋滞と駐車場の少なさに辟易。茶臼岳の小さな駐車場は紅葉も終わっているのに満車状態。那須高原の全景一望を期待したものの、ロープウェイは断念しました。
さすがにピーク時の日光ほどではないにせよ、ここまで不便な観光地にイライラも募るばかりでした。
一方、スーパーやコンビニも買い物客で大混雑。ほとんどが家族連れですが、大量の買い出し客で予想外に時間を浪費。
ロイヤルリゾートとは言いながら、大人が静かに過ごすリゾート地ではなかったようで残念でした。おそらく再訪はないでしょう。
八幡ツツジ群落、ツツジ吊橋
茶臼岳に向かう途中にあるツツジの群落地。初夏には20万本のツツジが咲くそうです。広大な敷地に木道も整備され、那須岳も望める立地はオススメ。県立なす高原自然の家に隣接し駐車場利用可。
そこからしばらく歩くと、ブログでご紹介したツツジ吊橋に到着。全長130m、高さ38mの吊橋で、橋の上からは茶臼岳と渓谷を真正面に望めます。
那須自然研究路
那須にたくさんあるトレッキングコースの一つで、八幡ツツジ群落から休暇村那須まで続く遊歩道。高低差もそれほどキツくなく歩きやすいコース。
紅葉はほぼ終わり、落ち葉を踏みしめながらのトレッキングでしたが、新緑や紅葉の時期は良さそうです。
殺生石
那須湯本温泉付近にある伝説の岩。付近は火山性ガスが噴き出し硫黄の匂いが充満。殺生石近くはガスの発生が特に多いそうで、動物が近づくと死ぬそうです。
伝説によると、鳥羽上皇を騙して近づいた狐の妖怪がこの毒石になったのだとか。不思議なことに、2022年にパックリと割れてしまったそうで、慰霊祭と平和祈願祭が行われたのだとか。
那須温泉神社
殺生石のお隣にある神社。飛鳥時代の創建と伝えられる古い神社ですが、ホームページの縁起を見てもよく分かりません。なお、温泉神社と書いて「ゆぜんじんじゃ」と読むそうです。
有名なのは平安時代の那須与一の伝説。与一は那須の出身で、屋島の合戦で温泉神社を祈願して扇に矢を当てたそうです。そのお礼に大社殿や鳥居を寄進。与一にあやかり必勝祈願のご利益もあるそうです。