ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

マレー紀行8 マングローブの森を突き進めだべこ!

2021年06月27日 | ベコのマレー紀行2010

10年前に訪れたマレーシア・ランカウイ島も滞在4日目。

本日は有名なマングローブ・ツアーに参加します。

やってきたのは、ランカウイ島の北端にあるタンジュン・ルーという地域。

この桟橋からマングローブの森林を巡るリバークルーズが出ているのです。

さあ、それでは出発です!

自然豊かなランカウイ島は、マングローブの生息地としても有名。

じっくり自然体験とまいりましょう。

出発したボートは、奇岩に囲まれた湾を進みます。

ランカウイ島は地質学的にも貴重で、世界ジオパークにも登録されているのだとか。

そんな湾の中をグングン進みます。

すると、周囲にマングローブの林が見えてきました。

ほー

なるほど、あれがマングローブ。

日本では沖縄あたりに生息しているそうですが、ほとんど見ることがありません。

そんなマングローブの特徴がこれ。

水の中からニョキニョキと出ている枝のような根っこ。

これで呼吸をしているのだそうです。

また、湾の中をどんどん進むと、いろいろな生き物に出会います。

これはムツゴロウかハゼの仲間かな?

あ、お猿さんです!

岩や木々の上でエサを探しているようです。

そして、特に興味深い生き物がこちら。

んんん?

その生き物がどこにいるのかというと…

き、来たっ!

ランカウイの象徴でもある鷲のイーグルです!

ここはイーグル・フィーディングといって、鷲にエサをあげるポイント。

スタッフが放り投げたエサめがけて鷲が急降下。

パクっと食べて再び急上昇します。

いやー、突然の出来事にびっくり仰天。

ちょっとドキドキしましたが、引き続きクルーズを続けましょう!

つづく

 

<べこたびinformation>

マングローブ

 熱帯や亜熱帯地域に生息するマングローブですが、実は「マングローブ」という名前の植物はないのだそうです。

川の河口付近で、海水と淡水の混ざる「汽水域」に生息する植物を指す総称で、その数は100種類以上にも及ぶのだとか。

とは言いながら、多くはヒルギ科の植物で「ヒルギ」という名前が付く模様。ランカウイで見たのは「オオバヒルギ」や「ホウガンヒルギ」。

そんなマングローブの特徴は地上に現れた枝のような根っこ。タコの足のような不思議な形ですが、水と空気を吸い込んでるのかも。

ガイドさんの説明では、通常の樹木と比べて12倍の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出するのだそうです。温暖化防止への貢献度は大ですね。

また、様々な生き物がこのタコ足の中で生活しており、生命のゆりかごとも呼ばれるそうです。

日本ではあまり見ないマングローブですが、タネと炭をお土産にもらいました。タネを育てた様子はブログに掲載しましたが結局うまくいかず。やはり北限を超えたらダメなようです。