春のお花見散歩で亀戸天神をお参り中のベコ。
境内には様々な末寺があるようですが、これはその一つ。
菅原道真が師事した先生を祀っているのだとか。
傍にはやはりきれいな梅の花。
白梅だけでなく紅梅も植えられています。
紅梅越しにここでも白いお月さまです。
いい雰囲気ですね〜。
そして、境内をぐるりと歩いて太鼓橋が見える位置に来ました。
なるほど、きれいな半円形です。
お、よく見ると水鳥がいますな。
うーむ、しばらく見ていましたが、まったく動きません。
なんという鳥なのでしょうか?
一点を凝視する水鳥くんです。
ちなみに赤い太鼓橋が見える場所にはピンク色の梅がわさわさ。
ここは枝垂れ梅のエリアなのかも。
うん、枝垂れ具合がいい感じ。
ほー
はー
ふー
そんなこんなで、亀戸天神の境内を一周して元に戻ってきました。
暖かい小春日和で、ちょうど梅も見頃。
気持ちのいいお花見散歩でした。
受験生の皆さんは、全力を出し切って満願成就を果たしてほしいですね。
さあ、それでは亀戸天神を後にして、次のお花見スポットへ進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
菅原道真と天満宮
子供の頃から神童と言われた菅原道真。学者としての名声を得るだけでなく、政治の世界でも功績をあげ、やがて右大臣に登用されるまでに。ところが、左大臣・藤原時平の陰謀によって九州の太宰府に左遷されてしまいます。
その道真を慕う梅の木が、太宰府まで飛んで行ったと言われるのが「飛び梅伝説」。この伝説にちなんで、いまも天満宮には多くの梅が植えられてます。
その後、罪が晴れることもなく道真は死去。葬送の際に牛車が立ち止まった場所に廟を建てたのが太宰府の始まりなのだそうです。
一方、都では道真の死後に疫病や悪天候が続き、やがて藤原時平も死去。「道真の祟り」とされ、道真の霊を鎮めようと手を尽くすものの、左遷に関わったとされる者が次々と死去したのだとか。
ついには、醍醐天皇の居所に落雷する「清涼殿落雷事件」が発生。関係者が死傷する凄惨な事件だったそうです。命からがら避難した醍醐天皇ものちに亡くなるなど、道真の怨霊が雷神となって現れたとの噂が広まったそうです。
そんな道真は死後に「天満大自在天神」との神号を得たそうですが、ここから天満宮や天神様と呼ばれることになったようです。
「天満」とは、道真の怨霊が天に満ちて雷神となったことに由来するようですが、現在は「学問の神様」とされているのはよく知られるところ。