大阪城でようやく春の訪れを感じることができた2月下旬。
次にやって来たのは京都・北野天満宮です。
広大な梅苑で有名な神社です。
ところが!
ベコ 「想定外の大混雑だべこ!」
どうしたわけか、驚異の人混みです!
ひょえー!
これはまるで新年の初詣。
いったい何が起きてるのでしょうか!?
ベコ 「はあはあ、ぜいぜいだべこ~」
参道の人混みをかきわけて、ようやく境内にたどり着くと…
なんとー!
身動きできないくらいの大混雑です!
とてもじゃないですが、きちんとお詣りするのは難しそう。
本殿から遠く離れたところで、とりあえず二礼二拍手一礼です。
さて、肝心の梅の花。
ほーっ、かなり開花が進んでいますね。
なかなか風流な咲きっぷり。
さすが、天下の北野天満宮。
北野天満宮名物の牛さんもご機嫌です。
ベコ 「モー、満開だべこ!」
よく見ると、牛さんの目が赤いです。
ここの牛さんは神様の使いなのだそうです。
徹夜で梅の開花を見守っていたため、目が赤いのかもしれません。
さて、一方こちらは見事な紅梅。
鮮やかなピンク色です。
いやー、大阪城に続いて北野天満宮もなかなか見頃。
それでは、北野天満宮の真髄である梅苑に進みましょう!
神社の裏手に広がる梅苑は、京都随一の梅の名所。
期待に胸を膨らませながら梅林に立ち入って見ると…
ベコ 「ガーン!」
ベコ 「ガーン!」
なんと、まったく咲いていません!
ベコ 「ぜぜ、絶句だべこ!」
あー、これはヒドイ!
ベコも驚きのあまり言葉もありません。
完全につぼみです。
梅の代わりに、木の幹にはカメがいました。
あちゃー。
ベコの怒りも爆発寸前。
ベコ 「怒りの梅苑だべこ!」
そんななか、数輪だけ紅梅が咲いてました。
ひっそりと開花しています。
とっても寂しそうな紅梅です。
ベコもがっくり肩を落としてます。
ベコ 「いとあわれだべこ~」
念のため御土居の方も見てみましょう。
御土居はかつて豊臣秀吉が築いた京都を守る城壁の残骸。
その地形を利用して、起伏のある庭園が作られています。
ベコ 「御土居も全滅だべこ!」
こちらの梅も見るも無惨。
境内とは打って変わって、散々たる状態の梅苑に再び落胆のベコ。
ベコ 「梅苑は壊滅状態だべこ!!」
まったく落胆の北野天満宮。
参拝客も肩を落として帰っていきます。
落胆したので、近くの喫茶店でケーキセットをいただきました。
甘いものを食べたらちょっと一息。
気を取り直して、次のスポットに進みましょう。
つづく
<ベコたびinformation>
北野天満宮と梅苑
京都随一と言われる北野天満宮の梅林。約2,000本もの梅が咲き誇り、満開の季節にはあたりは梅の香りでいっぱいになるそうです。
ご存知のように北野天満宮は学問の神様・菅原道真をお祀りする神社。その道真公が九州の太宰府に左遷された際、道真を慕う梅の木が太宰府まで飛んで行ったと言われるのが「飛び梅伝説」。この伝説にちなんで、たくさんの梅が植えられたのです。
今回訪れたのは2月下旬。広大な梅林は見事のひとことですが、それがまったく開花していないのですから絶句するしかありません。
何より困ったのは、北野天満宮のサイトでは梅の開花状況をまったく公表していないこと。また、ほとんど開花していないにもかかわらず、入園料700円を払わないといけないこと。ダブルでガッカリの訪問となりました。