
最近、毎週のように東京へ行くようになって、思うことがある。
このような第都会に暮らす人々は、どのようにして自己のレギュレーションしているのだろうか。
夜寝て朝起きる、という行為はself-regulationの一部だろうし、お酒を飲んで憂さ晴らしをするのもそうだろう。
機械でもそうなのだが、毎日調整を行っても、長い年月には少しずつズレがたまる。
金属疲労ともいえるだろう。
たまったストレスをきちんとリフレッシュしなければ、いつの日にか人間も壊れてしまう。
私は、大津の片田舎に帰り、歩いて大学へ通うときが日常のself-regulationだと思っている。
そして、一年に数回、琵琶湖に出かける。
複雑な人間関係から逃れて、自分を取り戻す。
その時初めて、成長した自分を見つけることができる。
あの、喧騒な都会に住む人々は、そのような時間をどこに見つけるのだろうか。
それとも、self-regulationは不要なのだろうか。
そんなことを考えていたら、巨大な台風がやってきた。
自然災害も、地球のself-regulationなのではないのか。
貯まったストレスを開放し、本来のバランスを保つために行う、巨大な作業なのかもしれない。
人間にも、自然にも、機械にも、このような調整が必要なのだ。
だから、台風が過ぎ去ったあとの青空が、私は大好きだ。
思いっきり伸びをして、自分を取り戻す旅に出よう。