人の生きる道もある。
それぞれの人が、それぞれのこだわりを持って生きている。
昨日は、ブライアン・ウィリアムズの作品とコンサートの催しに参加した。
曲面に描かれたベネチアの風景。
その前で、ピアノを演奏し、歌を歌う。
彼の人柄がよく表れていた。
ほぼ満員の客席は、2時間ほどの楽曲を楽しんだ。
芸術家という職種は、苦しくもあり、楽しくもあるようだ。
率直に語る口ぶりに、彼の人柄がよく表れている。
だからこそ、彼の作品を愛し、彼の人柄を愛する人々が支えるのだろう。
私もこの年になるまで生きてきて、悟ったことがある。
忍耐という言葉だ。
決して自分から先にステージから降りてはいけない。
懸命にしがみついてでも成果を求めることだ。
そのことが結果的に自分を高める。
50歳になって始めたというブライアンのピアノと声楽は、プロとは言えないけれども、結果的に彼の本業である絵画の深みを増している。
ここに到達するまでに、多くの困難があったのだろう。
それを感じさせないところに、彼の作品の深みがある。
少し学習して、リフレッシュした昨日だった。