JRの駅を降りると屋台が並んでいた。
「みなくさまつり」と書いてある。
フーム、何かにおうような名前だ。
ふらふらと通りを歩く。
そうか、南草津だからか。
ここは立命館大学ができてから新たに設置された駅だ。
略して「みなくさ」と呼ぶ。
それにしても結構な人出だ。
大学の屋台も出ている。
よいかな、よいかな。
市民も、学生も、みんな元気だ。
新しい街で、新しい社会ができる。
学生のパワーを感じる。
いい気持で歩道を歩く。
ふと道端を見る。
たくさんのドングリが落ちていた。
あらら、舗装道路に落ちたって、育つわけがない。
どうすんだ。
木の実は、落ちた時の環境を予想することができない。
だからたくさんの実を落とす。
どれかが育つことを期待するのだろうか。
環境はドンドン変わっていく。
雨が降り、風が吹けば、別の場所に移動することだってある。
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人生は紙飛行機
願い乗せて 飛んでゆこう
風の中を力の限り
さあ心のままに365日
飛んでゆけ 飛んでみよう
飛んでゆけ 飛んでみよう
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