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在モンゴル国日本大使館のホームページに、日本国政府がアジア開発銀行(ADB)に拠出する貧困削減日本基金(JFPR)による3案件の贈与契約署名式が行われたニュースが出ている。
http://www.mn.emb-japan.go.jp/jp/kankei/keikyou/160126_JFPR3shomeisiki.html
この中で私たちが注目しているのフブスグル湖国立公園における生活環境の改善と持続可能な観光振興に関する統合プロジェクトである。
というのは、私たちが世界一美しいといわれるフブスグル湖の観光開発に懸念を持っていること、そして恐らく何らかの形でこのプロジェクトに関わるであろうことが要因である。
総額300万ドル(約3億4000万円)という金額の無償援助が行われる。
Integrated Livelihoods Improvement and Sustainable Tourism in Khuvsgul Lake National Park Project
(1) 実施機関:自然環境・グリーン開発・観光省
(2) 供与金額:300万米ドル
(3) 案件概要:地域住民密着型の観光振興による地域住民の所得向上・生活改善等の事業
この種の開発途上国に対する日本国政府の経済援助は、その多くが対象国の有力者によって着服されている実態があり、ほとんど実効を持たない場合が多い。
湖の保全と経済開発という一見矛盾したプロジェクトをどうやって進めるかがカギとなる。
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それほどにフブスグル湖という湖の価値は高い。
一度汚染したら修復できない可能性が高い。
何とかしてこの湖を守りたいのだが、まだ計画の全体像が見えてこない。
モンゴル政府が責任をもって実施するのだが、アジア開発銀行、日本政府の責任も大きい。
日本の税金で行われる経済援助なので、その進捗には日本国民も責任の一端を担っている。
後世の国際的な批判を受けないように進めたいものだ。
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