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滋賀県民が世界に唯一自慢できるのが、環境学習船「湖(うみ)の子」だ。
県下にある小学校の5年生が1泊2日の湖上体験を行う。
1983年に就航して以来、これまでに50万人以上の子供たちが乗船している。
きっと良い思い出ができたことだろう。
海外から私のところへ来る湖の研究者は、「湖の子」の存在をとてもうらやましがる。
実は、カナダの海洋調査船が学生たちを乗せて南極や北極へ行っている。
1999年に発案され、2000年から実施されている。
https://en.wikipedia.org/wiki/Students_on_Ice
聞くところによると「湖の子」の真似をしたのだと言う話だ。
「湖の子」は30年以上航行してきたので、現在、新しい船の建造が計画されている。
そこで注文したいことがある。
ぜひ子供たちに琵琶湖の環流を見せて欲しい。
今なら様々な方法で可視化できる。
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世界一美しい琵琶湖の渦を子供たちに学んで欲しい。
この湖の渦が、地球の自転と深い関係があることを。
そして琵琶湖に誇りを持って欲しい。
子供達には、私たちが持っている一番良いものを伝えることが大切だと思う。