You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

Disney's クリスマス・キャロル

2009-11-20 00:08:33 | 映画[カ行]
監督   ロバート・ゼメキス
キャスト ジム・キャリー
     ゲイリー・オールドマン
     コリン・ファース
     ロビン・ライト・ベン

「ロマンシング・ストーン秘宝の谷」「バック・トウ・ザ・ヒューチャーシリーズ」「フォレスト・ガンプ」「コンタクト」など名作、話題作を送り出してきたロバート・ゼメキス監督の注目の最新作。
 「ポーラー・エクスプレス」や「ベオウルフ」で斬新な映像を見せた、俳優の顔や体にセンサーを付けそれをCGに取り込むパフォーマンスキャプチァーを使ってディケンズの不朽の名作に挑んだ。
 アニメだけれど主人公や登場人物の表情は細部まで本物そっくり。ジム・キャリーは主人公スクルージの若い頃から老いるまでや、クリスマスの亡霊達など7役を演じ、ゲイリー・オールドマンが主人公の仕事のパートナーだったマーレーの亡霊、スクルージの下で働く事務員ボブ、そしてその息子の3役を演じている。
 人物以外の背景や幻想、亡霊と共に訪れる過去、現在、未来の世界はCGで自由な描き方ができるから、3D映像とも組み合わせてこのクリスマス・キャロルという題材は最適な題材で、まさしく映画のひとつの新しい世界の絶頂の到来をも思わせる。
 映像は全体的に暗いトーンに仕上げてある。どちらかと言うと、小さな子供達は観客の対象から外したとも思える。それ程、これまでのアニメとは映像が違っていた。主人公スクルージが心を入れ替えた後を明るい、温かいものにするためのギャップも考えたのだろうが、それらをよりリアルな映像にするために全体が暗くなったのか。もう少し明るいトーンにすれば子供たちにも3D映像も際立ったと思うのだが。
 これからいろんな題材で同じような新しい映画が作られるだろうが、もっと夢の溢れた、明るく華やかなストーリーも是非見て見たい。


ファミリー度 80点 カップル度 85点 映画好き度 85点


映画「 クリスマス・キャロル」 予告