第二次大戦沖縄の断崖要塞「ハクソーリッジ」での戦いで実際にあった常識を覆した一人の衛生兵デズモンド・デスの実話。彼の子供のころから、入隊にいたるまでそして入隊後に待ち受ける苦難の障壁。そして地獄の如くの戦場「ハクソーリッジ」へ。
殆どCGを使わず実写で撮ったことを監督メル・ギブソンへのインタビューで知って見たが本当なのか?と疑いたくなるほど戦いの場面は熾烈極まる、現実そのものの映像ばかりだった。
過激な戦闘の繰り返しで今にも自分に襲い掛かるかもしれない死の恐怖の中で、自分を捨てて人間の命を助けようとする彼の姿から、見る人は誰もが彼の崇高さに心打たれる。
メル・ギブソン監督がまたひとつやってくれたなと感激した映画だった。
『ハクソー・リッジ』本予告編