前作の創世記ジェネシスから10年後の世界、シーザーが率いる猿たちは手話と組み合わせた言葉を覚え、森に家を築き、馬に乗って行動するまでになっていた。一方人間は壊滅的なウイルスから生き残ったものたちが必死で活路を探そうとする。そして避けられない衝突へ。
前作で私たちを驚かせたモーションキャプチャーによる完全CGの猿たちは、本作では前作をはるかにしのぐスケールで見るものを圧倒する。
ただ、そのアクションシーンだけではなく、深く織り込まれた人間(?)ドラマが見ごたえ充分。
見ているものは次第に引き込まれ、シーザーのその知性だけでなく理性と愛情に溢れる姿に心を打たれる。シーザーの友となる人間のマルコムが終盤に流す涙に私たちも涙を誘われる。
なお、シーザーたちが馬に乗って戦う姿は46年前の猿の惑星からのシリーズ5作 を思い出させてくれた。だが、何と言っても新たな「猿の惑星」のリアルさは凄い。
映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』新予告編
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