![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ce/9691119360d68f6d4115fee1a5ef8d15.jpg)
モノトーンの古めかしい映画風に始まります。タイトルバックも同様です。このときは画面の幅も狭く、一瞬昔の映画を見に来たのかと思ってしまうぐらいです。ここで奇術師オズの人となりに触れますが、登場する人物を良く覚えていて下さい。気球に乗ったオズは突然に起こった竜巻に巻き込まれて、着いたのがオズの魔法の国。
この世界に入ると画面は一変します。サイズも変わり、それまでのモノトーンから皆を驚かせるほどの原色の世界が目の前に広がります。この世界に飛び込んだときから、見るものは皆、この目くるめくファンタジーの世界に溶け込んでゆきます。
世界的に愛されているライマン・フランク・ボームの『オズの魔法使い』。その物語の序章としてオズが魔法の国で偉大なる者となる姿を新しく描いたファンタジーです。
監督は、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ。出演は「猿の惑星:創世記」のジェームズ・フランコ、「ブラック・スワン」のミラ・クニス、「マリリン 7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズ、「ナイロビの蜂」で第78回アカデミー賞助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズら。
初め、オズは果たして本当に偉大なオズに成れるのかと心配なほどの軟弱さですが、だんだんと変わってゆく姿を見て、頼もしく、途中の展開もはらはらドキドキで、最後のハッピーエンドには夢があふれるばかりです。
この映画はこれからも長く愛されるでしょう。私が若い日に「ラビリンス」(リンク)を見てそう思ったように。ラビリンスは私の好きなファンタジーでジョージ・ルーカス版のオズの魔法使いです。
この作品もとてもディズニーらしい作品で子供から大人までお奨めです。
映画『オズ はじまりの戦い』予告編
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます