花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

褄黒豹紋蝶 10

2009年07月13日 21時51分13秒 | 蝶・蛾
花の中のツマグロヒョウモン。
自己主張のほどほどに派手やかな姿が好ましい。
ありふれた蝶でなければもう少し思い入れを込めてもよいくらいに好きだが、いかんせん普通の中の普通といっても良い蝶だ。



何と呼んだが、草花を球状に束ねて柱から吊るしたものが背景。
こういうのも悪くはない。

稗鳥 6

2009年07月12日 22時22分35秒 | 
今日は昨日までの天気予報に反して夏らしい好天になった。
蝉の声も少ないながら聞こえてはいるが姿は見えない。
と、思っていると、そこでヒヨドリがアブラゼミをつつきまわしていた。

夏の終わりごろならばいかにもな風景であるが、ちょっと季節の先取り感がある。



不器用に羽をもぎ取っても、ひと呑みにするにはまだ大きい。
見ている間には結局食するに至らず、咥えて飛び去っていった。
ヤマガラなどなら腹をついばんで食するものだが、さてどうしたことやら。

梔子

2009年07月10日 21時05分57秒 | 春夏の花
八重咲のクチナシの花。
白く厚ぼったい花びらがキレイだが、すぐに茶色く傷んでしまう。
キレイな花ばかりで画面を構成するのは難しいので、あえて茶色いのもピント外に多めに配置してみた。
蕾もたくさんあり、まだまだたくさんの花が咲くようだが、その頃にはもっと汚いのが多くなっていることだろう。

Ramie天牛 2

2009年07月09日 21時20分29秒 | 
ホタルブクロの花の上のラミーカミキリ。
ホタルブクロの花もそのうち、ちゃんと撮ろうと思いつつイマイチ食指が伸びず、なんとなくスルーしている。
なんとなく、は、私の全てでもあるので、そのことはそれならまぁそうなのであろうと何の理由もなく思っている。

ラミーカミキリは、緑がかった薄青色という動物には珍しい色が美しく、良い。
停まっているホタルブクロは餌にするラミー(麻)とは全然関係ない草だが、まわりにお目当てでもあったのか、迷い込んだだけか。

胡麻斑天牛 2

2009年07月08日 23時15分14秒 | 
草の上で休憩中だったようなゴマダラカミキリ。
実にごっつい虫で、こういうのがうろついていると、いかにも夏である。




マクロで近づいていくと歩いて去っていく、その背中側。
黒光りの背はちょっとアレだが、マットな青灰色とのバランスが良いので問題ない。

この角度から見ると、出鱈目な目と触角の位置関係の設計の酷さが目に付く。
なんなんだろうこれは。

嵯峨の田畑

2009年07月07日 22時24分34秒 | 春夏の風景
普段を狭い風景の中で暮らしていると、広いところに心かきたてられるものがある。
が、広いばかりで何もないと、空間を堪能する前に飽きてしまうのが莫迦ものの仕方なさである。
広々した箱庭的な、目の引っかかりどころと空間のバランスが適度なこの辺りはいつ見ても心地良い。
というはずだったが時節柄、柵が増えて居心地が悪い。とりあえずそれらがあまり写らないように風景を記録する。




ここからは一昨年の夏去年の秋にも撮っている。
一昨年の夏のはポジフィルムの画像で、空を暗く、地面を明るくスキャンして合成したものだ。上の今年のは、デジタルのDROで同じような効果を自動でかけている。
お天気具合で今年のは良い色になっていないので、また時期を見て撮り直しをしようかとも思う。

蓮 6

2009年07月06日 22時38分12秒 | 春夏の花
花の寺として有名な法金剛院のハス、背景はアジサイ。
残念ながらこれは池の蓮ではなく鉢植えの蓮。
そうそうなかなかに池の蓮は良い具合に見たり撮ったりし難いものなので、こういうのも、まぁナイということはない。

八重咲の蓮は特に見事で、本当に間近で見るとたくさん虫が入り込んでいて微妙なのだが、注意してそれを除外して見るとまことにすばらしい。




更に少し足を伸ばして大覚寺では、この週末はまだ色々準備中で良くなかった。
蓮はそこそこに咲いているが、今週末から再来週末あたりまでが特別に良いタイミングだろう。

赤立羽蝶 3

2009年07月05日 21時43分50秒 | 蝶・蛾
アカタテハ。
単純でありふれていそうな名前の蝶だが、前にアップしたのが2006年で、そういえばそれから見ていないから相当久しぶりだ。
この辺では案外珍しいのかもしれない。
外見が微妙だから折角見られても有難味の薄いのは難。

この背景もぼやけ過ぎだ。カメラの背面液晶くらいに小さく見るにはいいくらいだが、大きい画面で見ると印象がまた違うので難しい。

紫陽花 8

2009年07月04日 17時40分11秒 | 春夏の花
じきにアジサイも終わりだが、梅雨はもう少し続く。
写真は先週のアジサイ。小ぶりだが良い薄青色をしている。



こちらはもっと濃い青色のガクアジサイ。
光の具合で葉の色も違って見える。それぞれに、これも良い色だ。

これまで気にしていなくて今気付いたことだが、いろんな所で青系の花のほうが赤系の花より多く咲かせてあるようだ。
もともとそういうものなのか、流行のようなものか。

紅蕗野冥蛾

2009年07月03日 22時13分09秒 | 蝶・蛾
毛虫時代には紫蘇を食い荒らす害虫であったベニフキノメイガ。
立派な蛾になった、その成虫。
実に美しい三角形のフォルム。



同じ写真の部分拡大。
1辺が1㎝程度の、ごく小さい虫である。

私は紫蘇は好まないので何とも思わないが、紫蘇を育てている人にはなにやらとても嫌われているようだ。

夾竹桃 2

2009年07月02日 23時49分18秒 | 春夏の花
7月になっている。
梅雨らしい天気のせいで妙に涼しい昨日今日だが、夏至は過ぎているのでこれからどんどん日が短くなっていく。と、思えば妙な感じだ。



夏らしいキョウチクトウの花はしばらく前から咲き始めている。これから秋口まで咲いている。
キレイさでは微妙な線ながら、去年も書いたように高速道路の街路樹に多いものなので、見るとちょっと夏の遠出の気分を思い起こさせる花である。

白鶺鴒 9

2009年07月01日 01時48分28秒 | 
親子のハクセキレイ。
もはや親はあまり子に構うことをしないが、子はまだ親を追いたがる頃。
それもあと数日のことであろう。

画面左のネジバナが良い具合に綺麗だ。



色が親ほどに濃くなってクチバシの黄色さが抜けるのはまだまだ先のことであるが、ひとり立ちの時期はそれより早い。
群れる生き物の場合、その辺の時期が曖昧にもなろうが群れない生き物はシビアだ。
ただ、群れなくても気ままにやっていける先達からの経験でまわっていることなので、厳しさは、さほどのこともないのかもしれない。