やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

和洋の下見板

2009年01月04日 | 市川三郷町

市川大門の町の南線の東寄りで見かけたお宅です。普通の和風住宅で塗壁なのですが、道路面だけ下見板になっています。この向いに別棟(下の画像)の建物があり、こちらも下見板です。前者(上の画像)は「押縁(おしぶち)下見板」と言って和風建築に多く用いられます。縦に等間隔に押縁が張られています。後者は「よろい下見」(イギリス下見、南京下見とも言う)と言って、主に洋風建築に多く見うけられます。下見板にはこの他「ドイツ下見」というのもあるのですが、どこかで見かけたら紹介しましょう。


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3 コメント

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下見板の読み方 (ひろ坊)
2009-01-05 20:49:54
建築用語辞典を調べたら、辞典によって読み方が「したみいた」となっているものと「したみざか」になっているものがありました。どちらとも正しいのですか?したみざかはミスプリでしょうか?

押し縁下見とささらこ下見は似ていてどの様に違うのですか?箱目地下見はすぐ分かるのですが、お教え下さい。
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ひろ坊さんへ (凡苦楽庵)
2009-01-05 23:01:02
「したみざか」は多分“板”と“坂”の間違いだと思います。
押縁とささら子の違いですが、前者は下見板(横張り)の上に縦の角材(押縁)で押さえるもの、後者は、押縁と押縁の間に下見板をはめ込むものです。後者は雨仕舞いが良くないため、戸袋などの一部に使われていました。それにしても、ひろ坊さん、良くご存知ですね。
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早速お答え頂き有り難うございます。 (ひろ坊)
2009-01-06 19:14:21
早速お答え頂き有り難うございました。
穴切り通りに二階建ての一階部分はサイディンでくるんでありましたが、2階部分(西側)は下見板張りになっているお宅がありました。
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