所用があって県庁別館へ行った。いつも外観ばかり眺めているので、中の様子を少し観察。正面の階段は大理石とテラコッタの重厚な作り。3階までの吹抜けの天井はトップライトで上部壁面には、葡萄のレリーフがあしらわれている。
ところで、甲府市役所とともに県庁も建て替え論議が出ているようだ。この構内には県内でも少ない貴重な近代建築が集積している。この別館の他、県会議事堂も同年代の建物。南別館(旧県立図書館)はモダニズムの色濃いデザインで、これも貴重なものである。本館は何年か前、免震改修工事をしたばかり。何も取り壊さなくても良いと思う。現在の資源をなるべく活用する道を選んで欲しい。今何が不足なのか、「はじめに建物ありき」でなく、「はじめに仕組みありき」ということをシンプルに考えてもらいたい。
ちょっと低迷中でしたが、職場復帰に燃えそうですw。
県庁構内も平和通りと中心街の近道としてたまに通る程度で建物内部は全く知らないのです(^_^;)
文化的価値は一度失ったら回復できませんから、専門的な目で考えるべきだと思います。
「はじめに仕組みありき」は全くその通りですね。