元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
クヌギ・1~冬芽
ブナ科コナラ属の「クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)」。本州以南の山野に生育する落葉高木でコナラやシデ類とともに武蔵野や多摩丘陵を代表する雑木。里山ではコナラとともに“萌芽更新”が行われていた。この“萌芽更新”の技術を上手に利用した林の再生方法に“根株移植”がある。これは根元から伐採した樹木を掘り取って移植し新しい枝を出させ幹を形成させるやり方。樹木の地上部が無いので移植し易く良く根付くなどのメリットがある。クヌギの冬芽は長さ5~8ミリで芽鱗は20~30個ありその縁には灰色の毛が密生している。これは“よこやまの道”のもの。
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コナラ・1~冬芽
ブナ科コナラ属の「コナラ(小楢)」。これは鑓水小山緑地のもので全国の陽当たりの良い山野に生育する。写真は冬芽の様子で頂芽の長さは6~7ミリ。その横に頂生側芽が集まって付き芽鱗は20~25枚あるようだ。葉痕は半円形で幅は2ミリほど。
さて多摩丘陵にはコナラやクヌギが多いがその雑木林は手つかずの自然林ではなく、薪や炭、また肥料用の落ち葉の供給源となる薪炭林として人々が維持管理してきた半自然の林。そこでは樹木を伐採した後、切り株から自然に伸びてくる新しい枝を生かしこの枝を選抜しながら株立ちの樹木に生長させ十数年のうちに再び元の姿に戻す“萌芽更新”が行われていた。
さて多摩丘陵にはコナラやクヌギが多いがその雑木林は手つかずの自然林ではなく、薪や炭、また肥料用の落ち葉の供給源となる薪炭林として人々が維持管理してきた半自然の林。そこでは樹木を伐採した後、切り株から自然に伸びてくる新しい枝を生かしこの枝を選抜しながら株立ちの樹木に生長させ十数年のうちに再び元の姿に戻す“萌芽更新”が行われていた。
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