今、審査の応援を終えて、息子と横浜で食事をして家に帰ってきました。まだセンセーは後援会会議なので、投稿するのは、遅い時間になるかもしれません。
午前中の審査は、アクシデントがあって、家に戻らねばならず、じむちょーはほとんど見ることはできませんでした。記念すべき白帯さんの審査を見れなかったのは、とっても残念でしたが、木曜日の稽古では、各自だいぶ仕上がっていたので、それを見れたからよしとします。戻ったときには、最後の師範のお話でしたが、みんな充実したいい顔してましたから。初めてのことづくめで、ご本人も保護者の皆様もどっと疲れたのではないでしょうかお疲れ様でした。
午後のオレンジ帯さんは、少年部のみでした。やる気も充分、落ち着いたものだと安心していましたら、今まで型を間違えたことの無い二人が、審査の魔物?まっきっと何か理由はあると思いますが・・・やりなおしになりました。本当にどきどきしたことと思います。でもよく気持ちを立て直して頑張ったね。
5時からの審査は、さらに緊張した雰囲気です。わかってきての緊張なので、これまた空気が重いです。久々の審査だった上、今週忙しくて稽古に来れず、今日も仕事先から直行だった千葉さんは、いままで見たこと無いほど不安そうでした。大人が皆これほど緊張するのです。子供達の中にも甘い気持ちで受けている子はいないと思います。審査の難しさ、そして皆さんの真剣みのあらわれですね。だからこそ、絶対価値のあるものになっていると思います。本当にお疲れ様でした。
そんな中、息子と私の小さなバトルが繰り広げられていました。皆さんに「大変ですね~」とお声かけいただきますが、時間的拘束が長いのは確かに大変かもしれません。特にじっとしていられないのが当たり前の息子にとっては。でも審査を見学、応援に行くことは、本当に価値があるのです。皆さんの真剣な姿を見れること、師範の審査指導やお話を聞けること、毎回皆さんの意欲的な気持ちを感じて、絶対に自分も頑張ろうと思えることです。当然ずっとその気持ちを持続できないものの、息子だって絶対に感じているはずです。そして審査の時間内でもついつい気が抜けてしまいます。子供だから無理もないと思います。先日、センセーから「緑帯になっても道場で気持ちを切り替えることができていない。それがそのまま組手に出ている。」と道場で叱られて、かなりへこんでいました。なじみがあるからこそ余計です。でもそれでは、何より本人の為にはなりません。今回は、緑帯になってから初めての見学だったのです。何度か注意しましたが、同じことの繰り返し。ついに「ひとりで帰って!」ということになりました。どうするかなと様子を見ていたら・・・ひとしきり悩んで身支度をはじめました。鍵と140円渡して「では気をつけて」ということに。正直電車では、ひとりで行き来したことはありません。おまけにもう暗い。「でも何度も来てる道、大丈夫だろう」そう腹をくくりました。何かあったらという不安の他に、無事に家にたどり着いたとして、「もう二度と審査には見学に来ないんだ」と彼が選んだことを受けとめる覚悟です。でも絶対にここで折れてはいけないと思いました。それが彼の考えならしかたないからです。道場を出て行きました。・・・ずいぶん時間がたって、ともに見学していた遥太が私のところにやってきました。「駅がどこだかわからないから、ききにもどってきたって」息子のところに行きました。「場所を教えたら帰るんだね」そう尋ねると、照れくさそうに「ママのいうことはあっている」「どうするの?」「皆を応援する」そう言ってにっこり笑いました。
怒りに任せて、駅まで歩いていったそうです。だったら帰れたでしょう。不安だったのも正直あると思います。でも元保育園一の頑固者です!以前繁華街で私達に叱られ物別れになっても泣きも追いかけもしなかった図太い奴です。滅多に怒りませんが、怒ると手がつけられません。もう時間の問題かもしれませんが、今回は自分なりにひっかかるところがあって戻ってきたんだと思います。「みんな組手強かったね」そう嬉しそうに帰りに話していました。いつかは行かなくなる日がくるのでしょうが、きっとみんなの頑張る姿は、彼にとっての財産になっていくことだけは、間違いないです。受審者ならびに保護者の皆さん、本当にお疲れ様でした。木元道場の先生方、ありがとうございました。そして今回病気で欠席となったエイジ、また頑張ろうね。