闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

試合のビデオありがとうございます

2008年02月25日 | 道場日記

 道場やブログでお願いしてあったビデオ少しずつセンセーのもとに集っています。思っていた以上に惜しい戦いが沢山あったそうです。頑張って稽古した成果はそれぞれに出ているようですね。またまたドジなジムチョーが撮り忘れた息子のビデオもサキのママが撮って届けて下さったおかげでせんせーも観ることができました。本当に感謝です。超古株のサキのトロフィーは言葉にできないほど嬉しかったです。いろいろあってもながきにわたり道場に通わせて下さったママの頑張りにも最高のプレゼントになったかな。「居場所を与えて下さってありがとうございます。」との嬉しい言葉をいただきましたが、家と学校(仕事場)ともうひとつの場所として道場を・・・それは私達のひとつの目標でもあります。優勝という結果だけではなく、サキの最近の変化は何より嬉しいです。せんせーや私ばかりではなく、道場でよそのお子さんの成長も暖かく見守り続けてきてくださっている周りのお母さん達も共に喜んでくれていました。良い大人たちに触れることのできる道場・・・いいですよね。

 

 今回緒戦で負けてしまった息子ですが、彼なりに考えながら最終延長までねばり、悔し涙を流すまで頑張った結果なので結果については何も言うことはありませんでした。特に責めも慰めもしません。4年生でも緑帯でもあるので、今回は試合前に自主トレをしてもしなくても声をかけることもしませんでした。でも試合後の行動については厳しく言いました。試合も観ないで小さな稽古生と遊び狂っていました。子供らしいといえば子供らしいし、開放感や忘れちゃいたい気持ちも理解できます。ほって置いても今まで大会で仲間の試合は見逃したことのない子なので、負けたという現実から逃げたいんだということがわかりました。その悔しいという気持ちから始まることは沢山あると思います。頑張ったんだからいいというところから一歩進んで欲しいなと。途中までは見てみぬ振りをしていましたが、とっ捕まえて試合を観ろときつく叱りました。それを見ていたかいないか播田指導員がそっと近寄ってきて息子に「試合負けちゃうとつまんないよな~。もう一回やらして欲しいと思っても無理だしな。とりかえしがつかないから悔しいよな。」と話しかけてくれました。なんと子供にわかりやすく、素晴らしい言葉なんだと思いました。とてもありがたかったです。
 負けても勝ってもせっかく頑張って出た試合だから彼にとって良い影響のあるものにしてあげたいです。ただ劣等感を持ったり、優越感を持ったりする為のものではなく、自分のもっている素晴らしさと相手のもっている素晴らしいさを受け止めて先に進んで欲しいです。その上でどうしたら勝てるのかを考え、見つけてくれたらいいですね。大会はいろいろな人の試合を観れるチャンスでもありますから。
 その悔しさをバネにか?試合から3日後、学校で持久走の記録会があり、グループのトップでゴールし、自己ベストを大きく縮めたそうです。せんせーが応援に行きましたが、同じ4年生の稽古生ナオキもぶっちぎりトップだったそうです。普段身体を動かしている子といない子の地力の差は表情からも見てとれたそうです。空手をやっていることがいろいろなところで良い作用があると嬉しいです。
 道場で大きな声を出し身体をおもいっきり動かして、負けちゃいそうな心と闘いながら、健全な心と身体を手に入れよう!大人も子供もね。